7月 052015
 

江南大学の学部生と歓談した後,ホテルで遅めの昼食を食べて,午後は霊山大仏の観光に連れて行ってもらった.観光から戻って来ると,中国語ワークショップの懇親会に合流するという話になっていた.江南大学内にある立派なレストランで,中華料理をいただく.

“3D配膳@国際ワークショップの懇親会”
3D配膳@国際ワークショップの懇親会

その晩餐会で驚いたのは,料理の数で,とてもテーブルに置けそうにない.それで,皿が積み上げられて,3次元配置になっていた.日本の中華料理店で,これは見掛けないだろう.

そして,中国の晩餐会と言えば乾杯だ.中国式の乾杯は,お酒を飲み干さないといけない.白酒(パイチュウ)で乾杯するのが中国式だが,宴席で乾杯に白酒を使うという慣習も,北京や上海などの大都市では廃れてきているらしい.白酒は,高粱(コーリャン),小麦,大麦,豌豆(エンドウ)などを原料とする蒸留酒で,焼酒(シャオチュウ)とも呼ばれる.アルコール度数は40%以上と凄く強い.

宴会の初めから終わりまで何度でも乾杯するので,大きなグラスでは体が持たない.そこで,小さなグラスが存在する.それを知らずに,大きなグラスでガンガン乾杯していたのだが,途中で,形は同じだが一回り小さいグラスを中国人が使っているのを見付けた.「それ,ちっちゃいやん!」と言って,私も小さいグラスを入手した.容量は半分くらいか.実に楽に乾杯できる.宴会も終わりに近づいた頃,まだ乾杯をしていると,私の所に挨拶しに来てくれた中国人研究者が,もっと小さいグラスを持っていることに気付いた.「いやそれ反則だろ!」というくらい小さい.元の大きなグラスの1/10くらいしか白酒が入らないはずだ.乾杯はしないといけないので,ちゃんと対策(抜け道)はあるわけだ.なお,白酒を飲まずに,最初からジュースを飲んでいる女性も多かった.それでも,そのジュースで乾杯はしていた.とにかく乾杯は必須なようだ.

普段から焼酎ロックで鍛えているとはいうものの,アルコール度数42度の白酒で乾杯(要するに一気飲み)を連発するのは,なかなか大変である.中国人に負けず,最初から最後までガンガン乾杯に付き合っていたので,完全に酔っ払ったが,お前は素晴らしいよ!と褒めてもらった.

7月 052015
 

中国江蘇省無錫(Wuxi:うーしー)の江南大学(Jiangnan University)で開催された国際ワークショップは,当初,2日間ということだったが,そして確かに2日間だったが,初日は中国語だということで,先に現地入りした外国人部隊3名は別メニューとなった.初日は,プロセス制御関係の研究者が集って,研究発表だけでなく,大型予算獲得に向けた相談などもしていたようだ.

外国人部隊3名は,午前中,School of Internet of Things (IoT) Engineeringの学部生と話をした.「学生とディスカッション」と聞いていたので,大学院生と研究の話をするのかと思っていたが,全く違った.会議室に入ると,ズラリと学生が並んでおり,みんな学部生だという.学年はバラバラだ.担当教員が司会をしてくれて,学生代表の4名が自己紹介と大学生活紹介をしてくれた.学生交換プログラムの話が多く,台湾や香港の大学に10日間ほど滞在した経験のある学生は多いようだった.中にはアメリカ等に行く学生もいるが,当然ながら費用が高いので,人数は限られるらしい.

“学部生との懇談@江南大学”
学部生との懇談@江南大学

学生4名の発表の後は,質疑応答と歓談の時間になったのだが,学生から留学についての質問が出ると,Univ. of Albertaの教授もUniv. of British Columbiaの教授も真剣に「我々は優秀な留学生を確保するために様々な取り組みをしている」とアピールしていた.取り組みの1つはもちろん資金援助だ.非常にcompetitiveではあるが,UofAやUBCに留学を希望している学生にはチャンスがあるという.JSPSの奨学金も非常に魅力的だと思うが,良い学生を確保するためには,より積極的に勧誘する必要があると感じた.中には日本に興味を持ってくれている学生もいて,そのような学生を取りこぼさないようにすることはもちろん,本当に優秀な学生が日本を留学先として考えてくれるようにアピールする必要があるだろう.今回は,プロセス制御分野の日本代表という位置づけで私が招待してもらったわけだが,中国の大学は,海外の著名研究者をバンバン招聘しており,その研究者が優秀な学生をリクルートしている.近年,日本の大学も留学生の勧誘に積極的になってきたが,国際的な競争は激しさを増している.

7月 052015
 

中国江蘇省の無錫(Wuxi:うーしー)は,日本企業も多く進出している軽工業都市だ.今回,無錫にある江南大学(Jiangnan University)で開催された国際ワークショップに講演者として招待していただいた.主催はSchool of Internet of Things Engineering (IoT Engineering)で,ワークショップの中心テーマはプロセス制御.ワークショップは2日間ということだったので,3泊4日で無錫に滞在した.

ちなみに,ここは元来スズ(錫)を多く産出する「有錫」という名の鉱工業都市だったが,前漢までに掘り尽くしてしまい,以来「無錫」になったという説があるそうだ.前漢まで遡るあたり,さすが中国だ.歴史を感じさせてくれる.

“橋から太湖を見る@無錫”
橋から太湖を見る@無錫

伊丹空港→羽田空港→上海虹橋空港というルートで,まずは上海へ.短距離フライトなので,窓側の座席に座り,上海の街を上空から眺める.とにかく目立つのが大量のマンション(アパート)だ.同じ建物がズラリと並ぶその風景は,昔のSimCity(自分で街を作るパソコンゲーム)を思い出させる.同じ建物が多すぎて,酔っ払って帰宅したら,自宅に辿り着けないのではないかと思うくらいだ.

“上海上空から見るマンション街”
上海上空から見るマンション街

“上海上空から見るマンション街”
上海上空から見るマンション街

上海虹橋空港には,江南大学の博士後期課程に在学する女子学生(PhD Candidate)が迎えに来てくれていた.上海虹橋空港から無錫までは,江南大学の車で送ってもらった.運転手と学生と私の3名だ.渋滞していなければ2時間程度だと学生が教えてくれたが,車の運転が実にアグレッシブで,かなり早くホテルに到着した.

“上海から無錫まで江南大学の車で約120kmの移動”
上海から無錫まで江南大学の車で約120kmの移動

高速道路を走っていると,多くの垂れ幕を見掛ける.何が書いてあるのかはわからないが,真っ赤なのが中国らしい.それに,完成したものも工事中のものも含めて,道路沿いに多くのマンション(アパート)がある.なぜそこまで高層にする必要があるのか疑問に思うくらいに高い建物が多い.

ドイツ車率が極めて高い.VW,AUDI,BMW,MBなど.なお,中国産のソックリさんを見間違えている可能性は否定しない.高級車が多く走っていたが,印象に残ったのは,ど派手なメルセデスだ.

“色鮮やかなメルセデス@無錫”
色鮮やかなメルセデス@無錫

今回宿泊したホテル「無錫金陵山水麗景酒店」は江南大学で用意していただいた.キャンパス内にも大規模なホテルがあり,シンポジウムの中国人参加者は学内ホテルに宿泊していたようだが,私を含む外国人部隊4名は学外のホテルだった.

チェックインした後,この日は何も予定がなく,ゆっくり休んでと言われたので,太湖(たいふー)を見に行くことにした.太湖は中国五大湖の一つで,鄱陽湖,洞庭湖に次いで,中国で三番目に大きな淡水湖だ.その面積は2250平方kmで,琵琶湖の約3.4倍もある.無錫は太湖の北側に位置する.

“太湖の湖岸道路を散策@無錫”
太湖の湖岸道路を散策@無錫

“琵琶湖の3.4倍ある太湖@無錫”
琵琶湖の3.4倍ある太湖@無錫

太湖は国家重点風景名勝区に指定されているが,特に有名な観光地が,太湖に突き出た半島にある黿頭渚(げんとうしょ)公園とされる.とりあえず,その黿頭渚公園の入口まで歩いてみることにした.

歩いていて気が滅入るのは,自動車の運転手がクラクションを鳴らしまくることだ.確かに,途方もなく運転が下手な車や傍若無人に車道を塞ぐ車(路肩に寄せるという発想がなく車道の中央に停車して車内で何かしている)もあるが,単に渋滞しているだけでも鳴らす.高速道路などでも,車線変更が激しいので,遅い車に対してよく鳴らしている.

無錫太湖黿頭渚風景区の入口周辺の渋滞は凄い.風光明媚な観光地として有名なだけあって,物凄い数の観光客が来ていた.なお,既に夕方で,有料なので,公園内には入らなかった.

“太湖黿頭渚公園入口付近は大渋滞@無錫”
太湖黿頭渚公園入口付近は大渋滞@無錫

“太湖黿頭渚公園の案内板@無錫”
太湖黿頭渚公園の案内板@無錫

その無錫太湖黿頭渚公園で大きな看板を見掛けた.よくわからないが,ここで熱恋ができるということだろうか.確かに,菖蒲は咲いてたし,男女ペアもたくさん見掛けた.

“熱恋できる?@無錫太湖黿頭渚公園”
熱恋できる?@無錫太湖黿頭渚公園

長い橋を渡って対岸に行くと,そこではコンサートをしていた.

“太湖近くでコンサート@無錫”
太湖近くでコンサート@無錫

ほぼ2時間歩き回って,ホテル周辺には食料や飲み物を買える店がないことが確認できた.とてもお腹が空いてきたので,ホテル2階の中華料理店で夕食を食べることにする.「2階のレストランで食べて!」と博士課程女子学生に念を押されまくったので,そこに行かないといけない理由があるはずだ.