7月 052015
 

中国江蘇省の無錫(Wuxi:うーしー)は,日本企業も多く進出している軽工業都市だ.今回,無錫にある江南大学(Jiangnan University)で開催された国際ワークショップに講演者として招待していただいた.主催はSchool of Internet of Things Engineering (IoT Engineering)で,ワークショップの中心テーマはプロセス制御.ワークショップは2日間ということだったので,3泊4日で無錫に滞在した.

ちなみに,ここは元来スズ(錫)を多く産出する「有錫」という名の鉱工業都市だったが,前漢までに掘り尽くしてしまい,以来「無錫」になったという説があるそうだ.前漢まで遡るあたり,さすが中国だ.歴史を感じさせてくれる.

“橋から太湖を見る@無錫”
橋から太湖を見る@無錫

伊丹空港→羽田空港→上海虹橋空港というルートで,まずは上海へ.短距離フライトなので,窓側の座席に座り,上海の街を上空から眺める.とにかく目立つのが大量のマンション(アパート)だ.同じ建物がズラリと並ぶその風景は,昔のSimCity(自分で街を作るパソコンゲーム)を思い出させる.同じ建物が多すぎて,酔っ払って帰宅したら,自宅に辿り着けないのではないかと思うくらいだ.

“上海上空から見るマンション街”
上海上空から見るマンション街

“上海上空から見るマンション街”
上海上空から見るマンション街

上海虹橋空港には,江南大学の博士後期課程に在学する女子学生(PhD Candidate)が迎えに来てくれていた.上海虹橋空港から無錫までは,江南大学の車で送ってもらった.運転手と学生と私の3名だ.渋滞していなければ2時間程度だと学生が教えてくれたが,車の運転が実にアグレッシブで,かなり早くホテルに到着した.

“上海から無錫まで江南大学の車で約120kmの移動”
上海から無錫まで江南大学の車で約120kmの移動

高速道路を走っていると,多くの垂れ幕を見掛ける.何が書いてあるのかはわからないが,真っ赤なのが中国らしい.それに,完成したものも工事中のものも含めて,道路沿いに多くのマンション(アパート)がある.なぜそこまで高層にする必要があるのか疑問に思うくらいに高い建物が多い.

ドイツ車率が極めて高い.VW,AUDI,BMW,MBなど.なお,中国産のソックリさんを見間違えている可能性は否定しない.高級車が多く走っていたが,印象に残ったのは,ど派手なメルセデスだ.

“色鮮やかなメルセデス@無錫”
色鮮やかなメルセデス@無錫

今回宿泊したホテル「無錫金陵山水麗景酒店」は江南大学で用意していただいた.キャンパス内にも大規模なホテルがあり,シンポジウムの中国人参加者は学内ホテルに宿泊していたようだが,私を含む外国人部隊4名は学外のホテルだった.

チェックインした後,この日は何も予定がなく,ゆっくり休んでと言われたので,太湖(たいふー)を見に行くことにした.太湖は中国五大湖の一つで,鄱陽湖,洞庭湖に次いで,中国で三番目に大きな淡水湖だ.その面積は2250平方kmで,琵琶湖の約3.4倍もある.無錫は太湖の北側に位置する.

“太湖の湖岸道路を散策@無錫”
太湖の湖岸道路を散策@無錫

“琵琶湖の3.4倍ある太湖@無錫”
琵琶湖の3.4倍ある太湖@無錫

太湖は国家重点風景名勝区に指定されているが,特に有名な観光地が,太湖に突き出た半島にある黿頭渚(げんとうしょ)公園とされる.とりあえず,その黿頭渚公園の入口まで歩いてみることにした.

歩いていて気が滅入るのは,自動車の運転手がクラクションを鳴らしまくることだ.確かに,途方もなく運転が下手な車や傍若無人に車道を塞ぐ車(路肩に寄せるという発想がなく車道の中央に停車して車内で何かしている)もあるが,単に渋滞しているだけでも鳴らす.高速道路などでも,車線変更が激しいので,遅い車に対してよく鳴らしている.

無錫太湖黿頭渚風景区の入口周辺の渋滞は凄い.風光明媚な観光地として有名なだけあって,物凄い数の観光客が来ていた.なお,既に夕方で,有料なので,公園内には入らなかった.

“太湖黿頭渚公園入口付近は大渋滞@無錫”
太湖黿頭渚公園入口付近は大渋滞@無錫

“太湖黿頭渚公園の案内板@無錫”
太湖黿頭渚公園の案内板@無錫

その無錫太湖黿頭渚公園で大きな看板を見掛けた.よくわからないが,ここで熱恋ができるということだろうか.確かに,菖蒲は咲いてたし,男女ペアもたくさん見掛けた.

“熱恋できる?@無錫太湖黿頭渚公園”
熱恋できる?@無錫太湖黿頭渚公園

長い橋を渡って対岸に行くと,そこではコンサートをしていた.

“太湖近くでコンサート@無錫”
太湖近くでコンサート@無錫

ほぼ2時間歩き回って,ホテル周辺には食料や飲み物を買える店がないことが確認できた.とてもお腹が空いてきたので,ホテル2階の中華料理店で夕食を食べることにする.「2階のレストランで食べて!」と博士課程女子学生に念を押されまくったので,そこに行かないといけない理由があるはずだ.

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