3月 222017
 

ゆるめる力 骨ストレッチ
松村卓,文藝春秋,2015

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「骨ストレッチ」というのは,なんとも奇妙な名前だが,骨を柔らかくしたり延ばしたりするわけではない.それでは軟体動物になってしまう.骨に着目したストレッチ方法とでも言えばよいだろうか.

著者は次のように書いている.

大事なのは,筋肉ではなく「骨」を意識して動かすこと.

力を入れるよりも,力を抜くこと.体を固めるよりも,ゆるめること.・・・・・・こうしたコツがわかってくると,あなたの日常は大きく変わります.

新しいストレッチ方法を勧めている本なので,読むだけは効果はなく,実際に試してみないといけない.このため,本書「ゆるめる力 骨ストレッチ」では,様々な骨ストレッチの方法が写真付きでわかりやすく紹介されている.単純な動作が多いので,本書だけでもできるようになるだろう.ただ,よくわからないストレッチ方法があるかもしれない.そのような場合には,著者のスポーツケア整体研究所のウェブサイトにあるサンプル動画が参考になるかもしれない.あるいは,いくつかの骨ストレッチで効果がありそうだと感じたら,講習会に参加してみるといいだろう.やはり直接指導してもらうのが一番だ.

私も実際に講習会に参加してみたが,確かに身体が動かしやすくなる.例えば,肩をグルグルと回したときに,大きく回るようになるといった効果がわかりやすい.本書でも,自分の身体を動かして,動きやすさ(動きにくさ)を感じながら実践することの重要性が説かれている.

骨ストレッチは楽に実践できるのが大きな魅力だと思う.継続して自分自身で効果を確認してみたい.恐らく,本書「ゆるめる力 骨ストレッチ」を読むだけでも,基本的な骨ストレッチは実践できるようになるので,皆さんも毎日数分間くらい試してみてはどうだろう.

目次

 
第1章 「骨」を使えばもっと元気になれる!
「骨ストレッチ」って何?
なぜ筋肉よりも骨が大事なのか/親指と小指で押さえるのがコツ/「パワールート」とは?/鎖骨を押さえてウエストを引き締める!/体幹はゆるめた方がいい/目指すは「心地よく動ける体」
 
第2章 しなやかに美しくなるコツ
「立ち方」で生き方が変わる
立っているだけで疲れていませんか?/「ダブルT」で立ち方が一変する/「中指ウォーキング」で毎日が快適/膝痛の予防にも効果抜群!/昔の日本人の「体の使い方」に極意あり/「骨のある生き方」をするために
 
第3章 固めるよりも、ゆるめること
ゆるめたほうが体は動く
鍛えても強くはなれない?/ストレッチで体が重くなる?/「ほぐしメソッド」で体のサビをとる/ストレスに効く究極のマッサージ/インナーマッスルを刺激する/「姿勢のゆがみ」が病気をつくる
 
第4章 なでるだけでも体はほぐれる
体を芯からゆるめる
「体の声を聞く」習慣をつけよう/「スライド式骨ストレッチ」を初公開/水のように流れる体をつくる/一流アスリートは「骨」を使っている/骨ストレッチでゴルフの飛距離を伸ばす!/関節痛に効くメソッド
 
第5章 体も心も「ゆるめる力」
骨ストレッチ流・メンタルの整え方
体がほぐれれば、心もほぐれる/励ましや暗示だけでは変われない/人前でも緊張しなくなる「丹田おろし」/笑顔こそが最高の「ゆるめる力」/心が「居着く」と不自由になる/「弱い心」を克服しなくてもいい

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