5月 052017
 

琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)完走:最高に素晴らしかった!(前編)」の続き.2017年5月4日(木)[みどりの日]に挑んだ琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)の後半,湖北の木之本から湖南の浜大津までの記録.

木之本までの走行距離は104kmで,琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)も半分を走破したことになる.ここから先に,琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)で唯一の坂と言われる場所がある.豊臣秀吉と柴田勝家が覇権争いをした賤ヶ岳古戦場(しずがたけこせんじょう)の南側だ.

坂道の斜度は最大で7%ほどだが,距離が短いので大したことはない.とは言うものの,ママチャリで登る気はしない.国道8号線旧道の坂道を登り切ると,「賤ケ嶽隧道」(旧道の賤ヶ岳トンネル)がある.短いトンネルだが,中は水浸しで,天井からも水が滴り落ちている.天気がよくてもロードバイクはビショ濡れになった.

賤ケ嶽隧道を抜けると,琵琶湖を見下ろすことができる場所に出る.サイクリストの皆さん,ここで写真撮影.

賤ケ嶽隧道を抜けて,永原駅の東側を通過し,サイコンのコースに従って快調に走行していると,祭の交通規制をしていたオジサンに呼び止められた.

「この先,海津大崎は土砂崩れで通行止めだよ.この先に行っても,引き返してこないといけないよ.それでも大丈夫か.」

「えっ,この先に,海津大崎を通らずに,東の方に行ける道はないんですか?」

「この先は行き止まり.戻って303号線を通らないと.」

今回の琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)で,唯一最大の危機を迎えた.なんと,サイクルコンピュータに登録したコースが間違っていて,通行止めの海津大崎に真っ直ぐに向かっていたのだ.オジサンにお礼を述べて引き返す.サイコンの地図が使えないので,こうなったら,Google先生に登場してもらうしかない.

海津大崎通行止めを考慮して,事前に計画していた湖北のコース
海津大崎通行止めを考慮して,事前に計画していた湖北のコース

今回の琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)に備えて,事前に計画しておいたコースはこの通りだ.梅津大崎は通らず,永原駅から西へ向かい,マキノへ出ることになっている.スマホのアプリGarmin Connectに登録してあるコースを確かめたところ,事前に計画した正しいコースになっていた.おかしいのは,サイコンGarmin Edge 520Jのコースだ.アップロードに失敗したということか.原因は不明だが,完全にやらかしてしまった.

サイコンの画面に「オフコース」の文字を出したまま,一人寂しく走っていると,神社に行き着いた.小さな稲荷神社だが雰囲気が良い.神社を眺めていると,サイクリスト3人組が取り過ぎていった.この道を走っているということは,私と同じように迷子になったのだろう.でも,303号線は目の前だ.

道に迷ったダメージを快復すべく,「道の駅 マキノ追坂峠」で休憩して,つるやパンのサラダパンとハムち〜ずパンを食べる.大評判の「サラダパン」だが,実際に食べてみたところ,それほど美味しいとは思わなかった.大絶賛されている理由がよくわからない.謎だ.期待が大きすぎたのかもしれない.

どこの道の駅にも,サイクルラックが用意してあった.それも,たくさん.スタンドのないロードバイクを駐車するには必須の道具だ.サイクリストにはとても有り難い.

「道の駅 マキノ追坂峠」からは,琵琶湖に向かって南下せず,大きく西側に迂回して,有名なメタセコイア並木道を目指す.私の写真では伝わらないかもしれないが,とても美しいところだ.今回は新緑が綺麗な緑の並木道だったが,紅葉の季節にも是非訪れたい.ここでは,自動車もバイクもみんな駐車して,写真を撮りまくっていた.特に,大きなバイクに乗っている人が多く,メタセコイア並木を背景にして,自分の愛車を撮影しているライダーが多かった.私もだ.道の真ん中で写真撮影に興じる歩行者は危険.本当に注意した方がいい.

永原駅からずっとオフコースだったが,中庄浜で遂にコースに復帰した.ここから,琵琶湖西岸を一気に南下する.ゴールの大津港を目指して.

コースに復帰して一安心と思ったのも束の間,さざなみサイクリングロード・湖周道路を走行中に,サイクルコンピュータGarmin Edge 520Jが「充電してください」というメッセージを発した.まだ浜大津まで60kmほど残しているのに,こんなところで電池切れか!と泣きそうになる.しかし,スポーツ中に充電するのは難しいのだから,「充電してください」というメッセージを発した直後にブチッと電源が切れることはないと信じて,ゴールの大津港まで疾走することに決める.途中休憩もなしだ.

白鬚神社の鳥居は琵琶湖の中にある.観光客に人気の神社だ.このあたりは国道161号線を通るしかないため,大渋滞している.一年中いつも渋滞だ.そんなノロノロ走行の自動車を横目にしながら,ロードバイクで湖岸を駆け抜ける.ペダルを回す.回しまくる.

ここからは写真撮影もなし.残り約40km(全体の1/5)を,信号待ちを除いてノンストップでゴールの大津港まで走る.理由は2つ.10時間以内にゴールしたいのが1つ.サイコンの電離が切れるまでにゴールしたいのが1つ.「道の駅 マキノ追坂峠」を出てから,ドリンク以外に補給食を取っていなかったので,流石に途中で力が出ない状態になり,走りながらエナジージェルや羊羹を食べる.こういうことをすると,ロードバイクに乗っているなと感じる.

16時50分.朝6時50分に大津港をスタートしてから,ぴったり10時間で大津港に戻ってきた.やりきった.目標達成だ.達成感で実に気持ちがいい.幸い,サイコンも電離切れにならずに,最後まで持ち堪えてくれた.

京都まで自走して帰ることも考えたが,今回は輪行の練習をすることが目的でもあり,サイコンの電池も切れそうなので,輪行で帰ることにした.西大路御池駅までは車で迎えに来てもらった.

こうして,人生初の,滋賀県育ちとして念願の,琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)を無事に終えることができた.天気にも恵まれ,存分にサイクリングを楽しんだ.最高だ.

5月 052017
 

2017年5月4日(木)[みどりの日]に,琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)に挑んできた.

京都生まれ滋賀育ちの自分にとって「琵琶湖一周サイクリング」は,恐らく小学校低学年の頃から,「いつかしたいもの」だった.高校生でも大学生でも機会はいくらでもあったはずだが,実行することはなく,今回ようやく念願の琵琶湖一周を成し遂げた.感慨深い.

まず,今回の初ビワイチで実際に走行したコースを示す.浜大津の大津港(外輪船ミシガンクルーズ発着場)を起点にして,反時計回りに琵琶湖を周回した.琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)と一言で言っても,すべてのサイクリストが同じコースを走るわけではない.まず,大きく分けて2種類のコースがある.1つは,琵琶湖大橋を渡って,それよりも北側の北湖のみを一周する全長約150kmのコース.もう1つは,琵琶湖大橋より南側の南湖も含めて琵琶湖全体を一周する全長約200kmのコース.どちらにするかは自分の好みで選べばいいのだが,琵琶湖の南西部(琵琶湖大橋西側から浜大津のエリア)はサイクリングロードが整備されていないため,湖東や湖北エリアに比べると,サイクリングの楽しさも快適さも安全さも低い.このため,北湖周回コースを選択するサイクリストも多い.私は,やるからには本物の琵琶湖一周と決めていたので,まったく迷うことなく,北湖と南湖をまわる200kmコースを選択した.

琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)の実際の走行コース 203km
琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)の実際の走行コース 203km

初めての琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)になった今回,独走(ボッチサイクリング)で,大津港を06:50にスタートして,16:50にゴールした.ぴったり10時間かかった.実は,遅くとも12時間以内,うまくいけば10時間以内を目処に考えていたので,期待通りの走りだったと言える.

サイクルコンピュータGarmin Edge 520Jによると,総走行距離は202.95km,走行時間は7時間24分,平均速度は27.4km/hとなった.実際にかかった時間は10時間なので,2時間36分は,食事したり休憩したり信号待ちしたり迷子になって地図を見たりしていたことになる.

サイコンGarmin Edge 520Jの記録
サイコンGarmin Edge 520Jの記録

それでは,当日のTwitterによる実況中継を中心に,初の琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)をまとめておく.

今回はビワイチ完走が目的で,障害はすべて取り去っておきたかったので,浜大津まで輪行した.京都市営地下鉄の西大路御池駅までは車で送ってもらった.なお,きちんと収納した自転車であれば,京都市営地下鉄に持ち込める.(「京都市営地下鉄と京都市バスにも輪行バッグを持ち込める」参照)

初めての輪行だったので,輪行バッグからロードバイクを取り出して,荷物を詰め替えたりして,最終的に走行できる状態になるまでに30分ほどかかった.

浜大津の大津港から,まずは瀬田唐橋を目指す.ここが今回の琵琶湖一周コースの最南端になる.ビワイチのお供は,購入してからちょうど一年になるロードバイクRIDLEY(リドレー)FENIX SL 2016年モデルだ.これまでの総走行距離は約4000km.

瀬田川では,朝日レガッタの準備が行われていた.京都大学ボート部もいたことだろう.

琵琶湖大橋東側の第二なぎさ公園に,今年4月6日に除幕式が行われたばかりの「琵琶湖サイクリストの聖地碑」がある.この琵琶湖サイクリストの聖地碑のモデルになった田中セシルさんは新体操経験者で,湖岸をサイクリングしたときの琵琶湖の雄大な景色への感動をしなやかに表現したものだという.それにしても,體が柔らかい.

「琵琶湖サイクリストの聖地」碑が誕生

「琵琶湖サイクリストの聖地」碑除幕記念のビワイチ・サイクリングが4月6日、第二なぎさ公園(滋賀県守山市)で開催。記念碑のモデルとなった田中セシルさんをはじめ、滋賀県の池永肇恵副知事やジャイアント中村晃社長、守山市の宮本和宏市長らが登壇した。(CYCLESPORTS.jp)

本当に良い天気で,晴天に恵まれ,暑くも寒くもなく,最高のサイクリング日和だった.時々,強い東風に煽られて,ふらつくことがあった.見通しがよいコースだけに,風には注意が必要だ.

よく整備された交通量の少ない田舎道を快走する.景色も素晴らしい.左側に琵琶湖を眺めながら,琵琶湖の東側を一気に北上していく.

事前に検討した「ロードバイクで琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)を計画」では,このクラブハリエ・ジュブリルタンでパンを買って食べることに決めていた.滋賀県でトップクラスの人気店らしく,バームクーヘンでも有名なクラブハリエということで,大いに期待していた.ところが,いざ到着してみると,店内には長い行列ができていた.あまりに行列が長くて,いつになったら順番がまわってくるかわからない.

今回の目的は「ビワイチ完走」であって,クラブハリエ・ジュブリルタンのパンを食べることではないと自分に言い聞かせて,先に進むことにした.振り返ると,行列が店の外にまで延びていた.続々と自動車でパンを買いに来る人達がやってくる.自転車専用レーンを設けてもらいたいものだ.

大津港を出発してから約3時間.ここまで80kmほどを走り,「道の駅 近江母の郷」で初めての休憩をした.写真を撮るために何度も自転車を降りてはいたが,ここで初めて椅子に座って,羊羹を食べながら寛いだ.そして,骨ストレッチをする.今回,休憩時にはしっかりとストレッチをして,疲れを溜めないように気を付けた.

琵琶湖東岸をひたすら北上して,遂に,竹生島が左手に見えるところまで来た.湖北の景色は美しいし,琵琶湖も綺麗だ.天気も素晴らしいので,琵琶湖を眺めてボーッとしていたくなるが,それは許されない.ビワイチ完走が最優先だ.

湖北みずどりステーション売上ランキング!
湖北みずどりステーション売上ランキング!

大津港を出発してから約4時間.11時になったので,「道の駅 湖北みずどりステーション」で早めの昼食を取る.餅やういろうなど色々あるが,しっかり米を食べたいと思い,「戦国いなり」を購入した.なんでも,浅井長政が戦地に赴くために「炊き込みご飯をあげに詰めたものを持っていった」という文献があるそうで,それにちなんで作られたのが,この「戦国いなり」らしい.ビワイチ当日(5月4日)の売上ランキングでは,堂々の第2位になっている.大きないなり寿司が2つと,ゆで卵,海老フライ,ソーセージ,漬け物とかが入っていた.美味しかった.腹ごしらえができたところで,骨ストレッチをして,出発する.

木ノ本町まで来たところで,コースを東に外れて,噂の「サラダパン」を買うために「つるやパン」を目指す.超人気商品のサラダパンは,なんと具材がたくわん漬だ.棚に山積みになっているが,店に奥にもケースがたくさんある.とんでもない数が売れているようだ.残念ながら,一番人気のサンドイッチは売り切れていたので,サラダパンとハムち〜ずパンを購入した.ちょうど店の前を御輿が通っていくところだったので,見物する.

ここまでの走行距離は104kmで,琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)も半分を走破したことになる.コースに復帰して,西を目指す.ここから先に,琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)で唯一の坂と言われる場所がある.豊臣秀吉と柴田勝家が覇権争いをした賤ヶ岳古戦場(しずがたけこせんじょう)の南側だ.

琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)完走:最高に素晴らしかった!(後編)」に続く.