反貧困―「すべり台社会」からの脱出 湯浅誠,岩波書店,2008 自分が住んでいる日本の社会が抱えている問題について,少しは自覚しておきたいと思い,社会問題関連の本を時々読んでいる.本書「反貧困」の著者である湯浅氏は,反貧 < … 続きを読む … >

医薬品メーカー 勝ち残りの競争戦略 伊藤邦雄,日本経済新聞出版社,2010 本書「医薬品メーカー 勝ち残りの競争戦略」は,日本を含めた世界の製薬業界の現状について,その全体像を把握するのに非常に参考になる.製薬メーカーに < … 続きを読む … >

メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 松永和紀,光文社,2007 数年前,関西テレビ制作・フジテレビ系列放送のニセ科学番組「発掘!あるある大事典」のデータ捏造問題が発覚し,大きな社会問題となった.犯人以外のメデ < … 続きを読む … >

現代における知識人の文明史的地位を要約するならば,それは,現代の高度産業社会の展開によってもたらされた一種の不適応グループであり,現代社会における一種の後進地帯を形成するものという見かたもできないわけではありません.その < … 続きを読む … >

文明の生態史観 梅棹忠夫,中央公論社,1998 文明について考えるとき,日本人の多くは,西洋(欧米)vs東洋(日本を含むアジア)という構図で捉えるようになっているのかもしれない.あるいは,日本以外のアジアになんて興味はな < … 続きを読む … >

グリーン革命〔増補改訂版〕(下) トーマス・フリードマン(著),伏見威蕃(訳),日本経済新聞出版社,2010 ずばりといってしまおう.この手の電力会社は,土木建築によって儲けている-発電所や高圧送電線を増やして,いまより < … 続きを読む … >

グリーン革命〔増補改訂版〕(上) トーマス・フリードマン(著),伏見威蕃(訳),日本経済新聞出版社,2010 先に読んだ「フラット化する世界」を気に入ったので,次に本書「グリーン革命」を読むことにした.タイトル通り,地球 < … 続きを読む … >

旅程を変更して,急遽,学会終了後に訪問することになった浙江大学のある杭州市.ホテルから西湖へ向かう途中で,また西湖畔を散策している間に,非常に目に付くものがある.電気原チャリだ.モーター音のみのため非常に静かで,もちろん < … 続きを読む … >

田舎の屋根はソーラーパネルだらけ: 中国の太陽エネルギー利用

国際会議ADCONIPに参加し,遊覧船での千島湖ツアーを終えた後,千島湖から杭州市街へとバスで移動した. そのバスの車窓から風景を眺めていると,深い山々の中に時折,町が現れる.その景色が興味深いのは,多くの家々(アパート < … 続きを読む … >

ハーバードの「世界を動かす授業」 ビジネスエリートが学ぶグローバル経済の読み解き方 リチャード・ヴィートー,仲條亮子,徳間書店,2010 私のように,まるで世捨て人のように,大学に引き籠もって,研究と教育と雑務に明け暮れ < … 続きを読む … >

日本の大学には,無意味というよりはむしろ,害悪でしかないようなローカルルールが数多く存在する. 例えば,ある地方大学では,研究に必要な書籍をamazonで注文できない.図書の購入は必ず図書館(室)経由でなければならないと < … 続きを読む … >

住友金属工業に技術者として30年勤めた山田恭暉氏(72)が,「福島原発暴発阻止行動隊」の結成を呼びかけたという.(J-CASTニュース) 驚くべきことだが(嘘にも慣れて何事にも驚かなくなっているのが恐ろしいが),東京電力 < … 続きを読む … >

スマートグリッド革命―エネルギー・ウェブの時代 加藤敏春,エヌティティ出版,2010 これからのエネルギーシステムの在り方を考えてみるために,スマートグリッドについて勉強することにした. 本書「スマートグリッド革命」では < … 続きを読む … >

今回の東日本大震災や福島原子力発電所事故の被害は確かに甚大だが,しかし,それも終わりの始まりにすぎないかもしれないという現実を直視できる人は一体どれだけいるのだろうか.今を生きている人類の行動は全体として全く持続可能なも < … 続きを読む … >

中部大学の武田邦彦教授によると,原子力安全・保安院と東京電力による外国メディア向けの会見に記者が誰も来なかったそうだ. もちろん,原発事故が収束して問題がなくなったわけではない.海外メディアが原発事故に興味を持っていない < … 続きを読む … >

原子力発電に関しては,宇沢弘文氏が言った「社会的費用」を誰も払わず,結局,これから数百年間にわたる我々の子孫につけをまわしてしまった.今,我々がみずからの責任で大転換を果たさないなら,我々の世代は無責任で軽蔑すべき世代と < … 続きを読む … >

海江田経済産業大臣が,東京電力が引き起こした原発事故の補償について,「税金の投入か電力料金値上げか,国民負担のあり方を政府を挙げて考えている」と明言した. 震災の被災者および原発事故の被災者を救済することは必要である.し < … 続きを読む … >

昔から今に至るまで,社会に損害を与える問題の構図は同じだ. 公害,リーマンショックに端を発した金融危機,地球温暖化.そして,東電と政府による原発災害も.いずれも同じだ. 恐ろしいのは,人災の及ぶ時間的空間的範囲がますます < … 続きを読む … >

本日夕方の日本上空における放射能雲の予報: ノルウェー気象庁発表@WeatherOnline

彼女に尋ねられます.「子供を外に出して大丈夫?」,「雨に濡れても大丈夫?」,「野菜や魚を食べても大丈夫?」などと.そんな家庭は少なくないと思います. 極めて遺憾ながら,日本政府には国民を守る意志が希薄で,国民が自分で自分 < … 続きを読む … >

原子力発電所に携わってきた設計・施工技術者,および国家権力と袂を分かった研究者からのメッセージです.3つは動画,もう1つはウェブページ.とにかく,みんなで本当のことを知ろうじゃないか.そうでないと,賛成も反対もできるはず < … 続きを読む … >

フラット化する世界〔普及版〕下 トーマス・フリードマン(著) ,日本経済新聞出版社,2010 読了.全3巻の大作で,読み応えは充分.実に刺激的だ.こういう本をきちっと読んでいきたい. ここまで,「フラット化する世界〔普及 < … 続きを読む … >

フラット化する世界〔普及版〕中 トーマス・フリードマン(著) ,日本経済新聞出版社,2010 「フラット化する世界〔普及版〕上」の続き.上巻でフリードマン氏は,世界のフラット化の要因を10個挙げ,フラット化によって世界が < … 続きを読む … >

フラット化する世界〔普及版〕上 トーマス・フリードマン(著) ,日本経済新聞出版社,2010 素晴らしい.実に刺激的な本だ.グローバル化の本質を考える上で,非常に有用な情報や考え方を提示してくれている.今や日本人の多くが < … 続きを読む … >

原子力発電所の深刻な事態が収束しないと話にならないが,それが軟着陸するとして,今回の大震災による東日本の電力不足と,その対策としての計画停電についてメモしておく. 今でさえ東京電力が実施した計画停電という名の無計画停電に < … 続きを読む … >

ビジネスを主たるテーマにしている「フラット化する世界」(トーマス・フリードマン,日本経済新聞出版社)においても,教育の重要性が強調されている.印象的な部分を引用しておこう. 「賄賂を使ってIITに入学することはできない・ < … 続きを読む … >

この度の事故後.東京電力福島第二原子力発電所で働く女性社員の電子メールから.(asahi.com「過酷労働もう限界、両親は不明…原発の東電社員がメール」) 1F(福島第一原発)、2F(第二原発)に働く所員の大半は地元の住 < … 続きを読む … >

これからの「正義」の話をしよう―いまを生き延びるための哲学 マイケル・サンデル(Michael J. Sandel)(著),鬼澤忍(訳),早川書房,2010 正義には大きく3つの立場がある.第一は,正義とは功利や福利を最 < … 続きを読む … >

後世への最大遺物・デンマルク国の話 内村鑑三,岩波書店,1976 昨日の続き.昨日は「デンマルク国の話」について書いたので,今日は「後世への最大遺物」について.こちらも内村鑑三の講演をまとめたものである. 内村鑑三は何を < … 続きを読む … >

後世への最大遺物・デンマルク国の話 内村鑑三,岩波書店,1976 昨日「復興に向けて,日本は何で立国するか」と題するメモで,内村鑑三が新聞に寄稿した短文を紹介した.その短文で内村鑑三は,デンマークと上杉鷹山の実績を引用し < … 続きを読む … >

この度の大震災で亡くなられた方が数千,不明者が数万,避難者は数十万などと報道されるが,その一人一人に人生があり,家族がいて,平凡な日常生活があったことを思えば,大震災の影響の大きさに愕然とさせられる.そして,平凡な日常が < … 続きを読む … >

ジャン=ジャック・ルソーは「社会契約論」の中で,「公共への奉仕が市民の仕事ではなくなり,彼らが自分の体ではなく金銭で奉仕するようになると,国家の滅亡は近い.戦場に赴く必要があるときに,彼らは金で軍隊を雇い,自分たちは家に < … 続きを読む … >

大地震発生後の東京で 大地震があった翌日,静岡在住の友人から連絡があった. ちょうどその日,東京都品川区で会社説明会を実施しており,学生共々帰宅できなくなったという. その品川区の施設で暫く待機していたが,「ここはもうす < … 続きを読む … >

素人の善意が事態を悪くする恐れもある. 第一に,メールを転送しないこと.チェーンメールになる.本当に必要な情報なら,公共性のあるメディアが伝える. 第二に,無暗に支援物資を送らないこと.特に,賞味期限の短い食品や古着は被 < … 続きを読む … >

被災した方々にお見舞い申し上げると共に,関西で無事に過ごしている者として,募金情報をまとめておこう.こういうときの鉄則は,信頼できるところに募金することだ. 日本赤十字社のサイトがダウンしているようなので,日本赤十字社や < … 続きを読む … >

ドクター・サーブ―中村哲の15年 丸山直樹,石風社,2001 パキスタンおよびアフガニスタンでハンセン病患者やアフガン難民の診療を続ける医師として,その名は知っていたが,これまで中村氏自身の著作や彼について書かれたものを < … 続きを読む … >

「人を動かす人」になれ!―すぐやる、必ずやる、出来るまでやる 永守重信,三笠書房,1998 著者は,超精密モーターで圧倒的な世界シェアを誇る日本電産株式会社を創業した社長.その人材育成にかける情熱は凄まじく,鬼気迫るもの < … 続きを読む … >

日本のもの造り哲学 藤本隆宏,日本経済新聞社,2004 最初に著者が断っているように,本書は哲学とは関係がない.本書「日本のもの造り哲学」が目指しているのは,製造現場におけるもの造りの国際競争力は強いが,本社の戦略立案能 < … 続きを読む … >

経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門 伊丹敬之,東洋経済新報社,2007 副題に「経営入門」とあるように,初心者向けの内容だ.私は経営について大した勉強はしていない門外漢だが,財務諸表の読み方や企業分析のイ < … 続きを読む … >

全国のタイガーマスクに贈ろう.「継続は力なり」という言葉を. 新しいランドセルを望む子供は,今年だけでなく,来年も,その先にもいる.熱しやすく冷めやすい日本人にも善行は継続して欲しいものだ.

アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ モフセン・マフマルバフ(Mohsen Makhmalbaf)(著),武井みゆき(訳),渡部良子(訳),現代企画室,2001 印象的なタイトルだが,一体 < … 続きを読む … >

安ければ、それでいいのか!? 山下惣一(編著),コモンズ,2001 本書「安ければ、それでいいのか!?」を読む前から,私の答えは決まっている.「いいわけがないだろ!!」だ. そして,本書を読んで,さらに私の答えは強化され < … 続きを読む … >

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて 佐藤優,新潮社,2007 物凄く面白かった.しかし,自分が政治をワイドショーや週刊誌レベルでしか見ていないことを痛烈に自覚させられるため,自分の浅薄さが嫌になる.それでも,本書を < … 続きを読む … >

セックスボランティア 河合香織,新潮社,2006 誤解のないように最初に述べておくと,著者の河合香織氏はセックスボランティア経験者ではない.ルポライターとして障害者の性について書いたのが本書「セックスボランティア」だ.読 < … 続きを読む … >

スウェーデンはなぜ強いのか 北岡孝義,PHP研究所,2010 それにしても,だ.思うに,IKEAって,スウェーデン版の「ニトリ」みたいなものだろう.けれども,ニトリの雑貨ってお洒落だよね!なんて話は聞いたことがないし,井 < … 続きを読む … >

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 米原万里,角川書店,2004 1960〜1964年にかけてプラハのソビエト学校で少女時代を過ごした著者とその友達の物語.ソビエト学校には50カ国以上から子供たちが集まってきていたというが,彼 < … 続きを読む … >

エチオピアとケニアへ,一通ずつ,バースデイカードを送った.手紙に沿えて,ちょっとしたプレゼントを同封することにした.長男7歳と長女4歳と彼女と相談して,一本で6色くらいを使えるボールペンにした. 「エチオピアとケニアから < … 続きを読む … >

日本を貶めた10人の売国政治家 小林よしのり(編),幻冬舎,2009 世の中を悪くする最大の要因は何か.それは無関心だ.まともな生活を送れる社会に住みたければ,社会に,政治に,関心を持て.無関心な奴に文句を言う資格はない < … 続きを読む … >

孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生 ロバート・D. パットナム(Robert D. Putnam),柴内康文(訳),柏書房,2006 前回読書の記録を書いてから既に2週間以上が経過している.海外出張などがあっ < … 続きを読む … >

子供手当とか高速道路無料化とか,およそ本質的な問題とは思えない,些末なことばかりを政治家もマスコミも取り上げるのはなぜだろうか.声のでかい国民が自分のことしか考えない利己的な輩ばかりだからというのが答えだろうが,そうして < … 続きを読む … >

世界が愛した日本 四条たか子(著),井沢元彦(監修),竹書房,2008 みずからを犠牲にしてまでも外国の人々を助けた日本人.そのような日本人への恩を忘れず,長い時を経てもなお日本を敬愛する外国人.有名無名の史実7篇を通し < … 続きを読む … >

衆議院や参議院,あるいは地方自治体レベルの選挙で,その投票率を見るたびに思うことがある. 投票という最低限度の義務を果たしもしないヒト(国民や市民と呼ぶには値しない)がこんなにも多い国(あるいは地方自治体)がろくなものに < … 続きを読む … >

生かされて。 イマキュレー・イリバギザ,スティーブ・アーウィン(著),堤江実(訳),PHP研究所,2006 信じることによって,これほどまでに人は強く美しくなれるのかと驚嘆させられた.本書「生かされて.」は,それほどに強 < … 続きを読む … >

国会が酷いことになっている.元々,民主主義の土壌がない日本では,一部権力者による多数決主義で国会運営してきたわけだが,民主党政権になって,これまでの恨みを晴らすのが目的かどうかは知らないが,どんでもなく酷い状態になった. < … 続きを読む … >

人類は科学技術を発展させて,自分たちが目にする世界の仕組みを理解し,物質的に豊かな世界を作り出した.地球上には,ますます便利なものが溢れ,お金さえ出せば大概のモノは手に入るようになった.経済的発展を実現することができた日 < … 続きを読む … >

日本文明の謎を解く―21世紀を考えるヒント 竹村公太郎,清流出版,2003 非常に面白い本で,自分のモノの見方を広げるのに役だった.本書「日本文明の謎を解く」の「はじめに」に,竹村公太郎氏はこう書いている. インフラとい < … 続きを読む … >

しょうもないことだが,いつも目にするたびに気になることがある.それは,社員(組織構成員)が起こした不始末の責任は企業(組織)にあるのか,という疑問だ.もちろん,その企業の業務に関わる不正の場合,企業が糾弾されるのは当然だ < … 続きを読む … >

本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー 養老孟司,竹村公太郎,PHP研究所,2008 元東京大学医学部教授の養老氏と元国交省河川局長の竹村氏の対談.副題の通り,環境,食料,エネルギーなど昨今騒がれている問題を広く取り上げ < … 続きを読む … >

社会常識のない大学教員の本領を発揮しているわけではないと思うが,私の記憶が正しければ,生まれて初めて日本国内で小切手を処理した.ちょっとした解説記事を書いた原稿料なのだが,まさか小切手が郵送されてくるとは思わなかった.ま < … 続きを読む … >

新入社員に贈る言葉 日本経団連出版(編),日本経団連出版,2003 各界の有名無名人50名が新入社員に向けて書いたメッセージ集.様々な分野の,様々な年齢の,様々な考えの人達が数頁ずつ書いているので,玉石混淆とも言えるが, < … 続きを読む … >

それでも外資系で働きますか―Inside Gaishi ミッキー・グリーン,ミンディ・ヤマモト,津田倫男,洋泉社,2005 日本国内にある外資系企業の支社・支店に就職・転職したいと考えている人達を主なターゲットとして,実 < … 続きを読む … >

ノーベル賞までもらって国際政治に絶大な影響力を持ったIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書も,今ではボロクソに言われて,トンデモ本の代表みたいになっている.IPCCも擬似科学者集団の烙印を押されたかのようだ.そ < … 続きを読む … >

やりたいことがないヤツは社会起業家になれ 山本繁,メディアファクトリー,2009 「“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事」(小暮真久,日本能率協会マネジメントセンター)を読んで,社 < … 続きを読む … >

本日,JR品川駅に隣接する品川インターシティ内の京都大学東京オフィスで日本学術振興会第143委員会の研究会があった.京都大学東京オフィスは27階にあり,ラウンジなどからの展望は素晴らしい.それにしても,京大も凄い場所を借 < … 続きを読む … >

「アエラ族」の憂鬱 「バリキャリ」「女尊男卑」で女は幸せになったか 桐山秀樹,PHP研究所,2009 図書館の新刊書コーナーで偶然見付け,以前どこかで本書のタイトルを見た覚えがあったので,借りて読んでみた.本書でいうアエ < … 続きを読む … >

低炭素エコノミー―温暖化対策目標と国民負担 茅陽一,永田豊,秋元圭吾,日本経済新聞出版社,2008 「不都合な真実」(アル・ゴア,ランダムハウス講談社)が衝撃をもって迎えられ,地球環境問題はもはや待ったなしの状況にあると < … 続きを読む … >

“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事 小暮真久,日本能率協会マネジメントセンター,2009 「TABLE FOR TWOは,開発途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病の解消に同時に < … 続きを読む … >

日本でいちばん大切にしたい会社 坂本光司,あさ出版,2008 本書「日本でいちばん大切にしたい会社」で紹介されている会社では,社員の表情が明るく,会社に誇りを持って,活き活きと一生懸命に働いている.経営者は社員とその家族 < … 続きを読む … >

国家〈下〉 プラトン(著),藤沢令夫(訳),岩波書店,1979 哲人統治(哲学者による統治)を実現するためには,何が必要であるか.まず,統治者に相応しい哲学者を育成しなければならない.そのために不可欠な教育とはどのような < … 続きを読む … >

昔からよく言われていることだが,自分も含めて人間の意志決定の様子を見ていると,「やらない理由を思い付くのは簡単である」という事実に気付く.特に,それなりに頭がよい人であれば,何事に対してであれ,欠点・短所・デメリットを指 < … 続きを読む … >

国家〈上〉 プラトン(著),藤沢令夫(訳),岩波書店,1979 プラトンが著した数多くの対話編の中にあって,その最高峰とも評されるのが本書「国家」だ.本書では,人間の善し悪しのみならず,国家の在り方が論じられている.国家 < … 続きを読む … >

日本の難点 宮台真司,幻冬舎,2009 私が理解できた範囲では,「そりゃそうだ」とか,「なるほど」と思えるところも多かった.しかし,理解できなかったところも少なくない.それは,著者の宮台氏に言わせれば,私が馬鹿だというこ < … 続きを読む … >

以前,「アメリカでは学校週4日制を導入済み」と題して,USA TODAY紙の”Today’s debate: Education”という記事を紹介した.そこに書かれていたのは,アメリカの一部で既に導入されている学校週4日 < … 続きを読む … >

あえて英語公用語論 船橋洋一,文藝春秋,2000 「英語公用語論」というのは良くない命名だ.正しくは,「英語第二公用語論」である.第一と第二では全く意味が異なる.なぜなら,母語・国語である日本語の立場が天と地ほどに異なる < … 続きを読む … >

悪童日記 アゴタ・クリストフ(著),Agota Kristof (原著),堀茂樹(訳),早川書房,2001 戦争を題材とした実に興味深い作品だ.小学生の双子が共同で書いた日記という設定になっており,彼らが見たもの・聞いた < … 続きを読む … >

化学工学会の会員なら既に読んだと思うが,11月号に,学生企画の経営者インタビューが掲載されている.今回は,先日の洛窓会(京都大学化学工学の同窓会)の講演会で講演いただいた,住友化学副社長の神田氏だ.大先輩にあたる. 記事 < … 続きを読む … >

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で 水村美苗,筑摩書房,2008 非常に興味深かった.大いに刺激を受けた.「面白いから『日本語が亡びるとき』を読んでみたら」と,複数の知人から勧められていたのだが,全くその通りだった. < … 続きを読む … >

大学の現実を示しておこう.「大学院での英語講義の是非」を検討する際にも欠くことのできない基礎資料である. “QS Quacquarelli Symonds“が毎年発表している”THE < … 続きを読む … >

民主党が自民党に代わって政権をとり,マスコミの偉そうな批判もあたりまえとなってきた.利権なんかも含めて,妥当性のない慣習が意味もなくはびこるので,政権交代はあったほうがよい.ただ,奇妙なのは,小選挙区で落選した大御所が, < … 続きを読む … >

豊かに成功するホ・オポノポノ 愛と感謝のパワーがもたらすビジネスの大転換 イハレアカラ・ヒューレン,河合政実,ソフトバンククリエイティブ,2009 本書で提唱されている「ホ・オポノポノ」は,「原因と結果の法則」(ジェーム < … 続きを読む … >

リストラなしの「年輪経営」 塚越寛,光文社,2009 今,この時代に,このような善良な経営者がいるのかと感激した.マネーゲームに奔走する金の亡者になってしまう前に,いや,なってしまった後であっても,本書『リストラなしの「 < … 続きを読む … >

夜回り先生 水谷修,サンクチュアリ出版,2004 「こどもたちへ 夜回り先生からのメッセージ」(水谷修,サンクチュアリ出版,2005)が良かったので,原点とも言える本書「夜回り先生」を読むことにした. 子供への接し方につ < … 続きを読む … >

こどもたちへ 夜回り先生からのメッセージ 水谷修,サンクチュアリ出版,2005 図書館で,ふと,この「夜回り先生」として知られる水谷修氏の本に目が留まった.数分で読めるくらいの本だ.その「はじめに」には,次のように書いて < … 続きを読む … >

不都合な真実 アル・ゴア,ランダムハウス講談社,2007 遅ればせながら,話題の本「不都合な真実」を読んでみた.本書の第一印象は「でかい」ことに尽きる.いつものように,自宅と大学を往復する間に読んだのだが,非常に重かった < … 続きを読む … >

知識人とは何か エドワード・W. サイード(Edward W. Said),平凡社,1998 本書は,イギリスBBCラジオのリース講演の講演録である.かなり慎重に推敲されたはずの講演原稿であるため,読みやすくなっているは < … 続きを読む … >

君主論 ニッコロ・マキアヴェッリ,講談社,2004 面白くない本だった.いや,まともなことを書いているとは思う.少なくとも,戦国時代の君主にとっては.パワーゲームが好きな人種にとっては有益かもしれないが,しかし,私には関 < … 続きを読む … >

「吉田松陰一日一言―魂を鼓舞する感奮語録」(川口雅昭(編),致知出版社,2006)を読んで気に入った言葉をメモしておく.敢えてコメントは付さずにおこう.何を感じるかは人それぞれだから. 学問 学問の道,人の禽獣に異る所以 < … 続きを読む … >

大学・中庸 金谷治(翻訳),岩波書店,2003 本書のタイトル「大学・中庸」とは,儒教の経典として知られる四書五経のうちの2つである.四書とは,「大学」,「論語」,「孟子」,「中庸」の4つの書物を指し,五経とは,「易経」 < … 続きを読む … >

豚インフルエンザその後

社会復帰への道 「他人事ではなかった豚インフルエンザ」に書いたとおり,京都大学から,帰国日を含めて一週間の就業禁止を命じられた.5月1日(金)に帰国したので,5月7日(木)まで自宅待機となる.幸い,GW期間中のため,実質 < … 続きを読む … >

豚インフルエンザ検疫@成田空港

ノースウェスト航空NW25便にて,デトロイト空港から成田空港へ到着した. 到着前に,乗客全員に調査票が配付され,記入を求められる.記入するのは,氏名,国籍,性別,生年月日,パスポート番号,到着月日,便名,座席番号,滞在し < … 続きを読む … >

経済学と人間の心 宇沢弘文,東洋経済新報社,2003 森元内閣総理大臣の「日本は天皇を中心とする神の国」発言に対する厳しい批判にはじまり,既に亡くなった親しい経済学者の回顧録へと続く.この段階で,この本を選んだのは失敗だ < … 続きを読む … >

先日,「研究・技術・自分のマネジメント」をテーマとする講義を開講すると書いたところ,肝心の学生ではなく,むしろ社会人の方々から反響があった.参考までに公開した資料を読み,自分の考え方が正しいかどうかを尋ねてくれた人や,続 < … 続きを読む … >

「非常勤職員5年でくび」に反対しストライキ というタイトルのメールが送られてきた.差出人は,京都大学時間雇用職員組合ユニオンエクスタシーの二人.時計台前の楠の下でストライキをしているそうだ.京大の時計台や楠というと,福山 < … 続きを読む … >

3月18-20日の3日間,横浜国立大学にて化学工学会年会が開催されている.初日の先端化学産業シンポジウムにおいて,「世界経済の構造変化と日本の対応」と題して,野口教授(ノースアジア大学)の講演があった.明らかに講演慣れさ < … 続きを読む … >

経営者の条件 P.F.ドラッカー,ダイヤモンド社,2006 原題は”The Effective Executive”であり,ドラッカーの著作であることから,これが「経営者の条件」と邦訳されたのだろ < … 続きを読む … >

「生きづらさ」について 貧困,アイデンティティ,ナショナリズム 萱野稔人,雨宮処凛,光文社,2008 テレビの書籍紹介番組で取り上げられていて,面白そうに感じたので,早速図書館で借りてみた. パリ第十大学で博士(哲学)を < … 続きを読む … >

国境なき医師団によって,毎年,「10の最も深刻な人道的危機」リストが発表されている. 「10の最も深刻な人道的危機」は,スーダン南部に広がっていた飢餓がまったく国際的な注目を集めず見過ごされている状況に警鐘を鳴らすため, < … 続きを読む … >

「自動車の社会的費用」(宇沢弘文,岩波書店,1974)において,社会的共通資本という概念が重要な役割を果たしている.この社会的共通資本という考え方が生まれた背景が,「日本の教育を考える」(宇沢弘文,岩波書店,1998)に < … 続きを読む … >

世間一般にとってはどうでもよいことかもしれないが,大学の在り方が国家の将来に及ぼす影響は計り知れないので,本当は気にしておく必要がある.教育基本法変更なども同様.政治に無関心だと,後で泣きを見ることになりかねないので要注 < … 続きを読む … >

自動車の社会的費用 宇沢弘文,岩波書店,1974 社会的費用というのは,受益者負担の原則が貫かれていないために,社会全体が被っている損失のことである.「自動車の社会的費用」とは,つまり,自動車を利用している人達がその社会 < … 続きを読む … >

どこかで見掛けたことがあるという人が多いと思うが,「健康十訓」というのがある.どこかで見掛けたという人は,恐らく,どこかの居酒屋で見掛けたのだろう.私もそうだから.初めて見たのは随分と前のことだが,ふと思い出したので,こ < … 続きを読む … >

京都市消防出初式

1月11日に左京区岡崎で開催された平成21年京都市消防出初式を見学した.参加したのは,消防車両56台とヘリコプター2機.梯子車など消防車がズラリと並ぶのは,なかなか見応えがある.長男5歳と長女3歳も興味津々. 午前10時 < … 続きを読む … >

確率的発想法~数学を日常に活かす 小島寛之,NHK出版,2004 「日常に活かす」という副題であるが,身近な話題を取り上げているのは主に前半部分であり,後半は,経済学者である著者の研究紹介と主張,およびそれらを理解するた < … 続きを読む … >

あけましておめでとうございます. 文面A 年賀状にも書いたとおり,昨年も大変充実した一年であり,このブログを訪問してくださる方を含め多くの方々に感謝しています.今年も益々素晴らしい一年となりそうです. 文面B 年賀状にも < … 続きを読む … >

クリスマスカードが届いた.エチオピアの男の子とケニアの女の子からだ.男の子は小学校高学年にあたり,しっかりしたグリーティングカードを送ってくれた.一方,女の子は幼稚園児で,家や車などの絵と共に,”Merry < … 続きを読む … >

技術経営入門 改訂版 藤末健三,日経BP社,2004 タイトルの通り,技術経営(MOT)の入門書.見開き2頁で1項目を解説している.わかりやすく書かれているので,これから技術経営(MOT)を勉強しようとする者が,その全体 < … 続きを読む … >

最近,本気でニュースを見ないので,巷で何が起きているのかを把握していないのだが,高校時代の友人から「携帯のメールアドレスを変えたよ」という連絡があり,そこに「今年の流行語大賞は「アラフォー」だってね.もう,そんな年になっ < … 続きを読む … >

朝食を食べながら,USA TODAY紙を読んでいたところ,大統領選に勝利したオバマ氏が今日シカゴでマケイン氏に会うとか,オバマ氏が経済政策についてメディアのインタビューに答えたとか,アメリカ軍のイラク撤退についてイラク政 < … 続きを読む … >

聖なるヴィジョン ジェームズ・レッドフィールド,角川書店,2001 本書では,「偶然の一致」や「神秘的な体験」の意義や重要性が強調されている.偶然の一致は共時性などとも呼ばれ,必要なものや情報が必要なときに偶然手に入る, < … 続きを読む … >

脳トレ Nintendo DSの「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」を監修したことで有名な川島隆太教授の講演を聞く機会があった.東北大学で開催された化学工学会秋季大会の特別講演でのことだ.川島教授は東北大学加齢医学 < … 続きを読む … >

伊勢神宮を参拝しよう(実践編): 特別参宮など

週末に,神宮(通称,伊勢神宮)を参拝してきた.伊勢神宮が正式名称ではないということは,つい最近知った.折角,伊勢神宮に参拝するなら,少しくらいは勉強しておこうと予習した成果だ.その成果の一部は,「伊勢神宮を参拝しよう(予 < … 続きを読む … >

ダイセル化学工業が実現した生産革新 立役者である小河さんがまとめられた「ダイセル化学における生産革新の取り組み」という資料の中に,生産革新の成果が以下のように記されている. ここまで紹介した革新活動の結果として、網干工場 < … 続きを読む … >

超長期予測老いるアジア―変貌する世界人口・経済地図 小峰隆夫(編),日本経済研究センター(編),日本経済新聞出版社,2007 当然ながら,将来の予測は難しい.とりわけ,数十年後の経済や社会についての予測は不確定要素が多す < … 続きを読む … >

「成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート」においては,技術的楽観論への批判が記されている.環境,エネルギー,資源,食料などの問題を解決するためと称して,様々な研究が行われているわけだが,この批判に耳を傾けておく < … 続きを読む … >

成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート D.H.メドウズ,D.L.メドウズ,J.ラーンダズ,W.W.ベアランズ三世,ダイヤモンド社,1972 ローマ・クラブの「成長の限界」について聞いたことがない人,この報告書 < … 続きを読む … >

以前,「行動経済学 経済は「感情」で動いている」に記載されていた下記問題を紹介した.解説しておこう. 問題4(アジアの病気問題;フレーミング効果) 600人が死ぬと予想されるアジアの病気を撲滅するため,2つのプログラムが < … 続きを読む … >

以前,「行動経済学 経済は「感情」で動いている」に記載されていた下記問題を紹介した.解答を示しておこう. 問題3(代表性のワナ) 4面が緑,2面が赤のサイコロがある.このサイコロを何回か振ったとき,次の3系列のうち,どれ < … 続きを読む … >

以前,「行動経済学 経済は「感情」で動いている」に記載されていた下記問題を紹介した.解答を示しておこう. 問題2 隣家には子供が2人いるのだが,あなたはその性別を知らない.次の3つの場合について,もう1人も女の子である確 < … 続きを読む … >

以前,「行動経済学 経済は「感情」で動いている」に記載されていた下記問題を紹介した.解答を示しておこう. 問題1(モンティ・ホール・ジレンマ) ドアが3つあり,1つは「あたり」,他の2つは「はずれ」だとする.あなたは,A < … 続きを読む … >

行動経済学 経済は「感情」で動いている 友野典男,光文社,2006 本書を読んで痛感したのは,私はまるで確率(特にベイズルール,事前確率とか事後確率とかだと思う)を理解していないということだ.「だと思う」と書いたのは,本 < … 続きを読む … >

自宅に戻り,ニュースでも見ようかとテレビをつけると,ガソリンスタンドの給油待ちで長蛇の列をなす自家用車の様子が映し出された.5月1日にガソリン税等暫定税率が復活すると,ガソリン1Lあたり30円ほど高くなるそうだ.レギュラ < … 続きを読む … >

ノースウエスト航空から,「ノースウエスト航空とデルタ航空の合併の発表について」というメールが届いた.かねてから航空業界再編は言われていたことだし,スカイチームのノースウエスト航空とデルタ航空が合併するのは自然な成り行きだ < … 続きを読む … >

立命館大学が袋叩きに遭っている. 立命館大(京都市)は14日、この春開設した生命科学部で定員280人の1.48倍にあたる415人が入学手続きをしたため、他学部への転籍を25人募ったことを明らかにした。学部に定員の1.4倍 < … 続きを読む … >

「裁判員制度」も,にわかに盛り上がってきているようだ. 「あなたは死刑の評決を下せますか?」のように恐怖心を煽るような情報が垂れ流されているが,まあ,気にする必要はないだろう.どうせ,法曹界に一般市民が相手にしてもらえる < … 続きを読む … >

「後期高齢者医療制度」が最近ニュースで凄く盛り上がっているようだ.問題だらけなことは十分に理解できるのだが,報道を見ていて,どうもスッキリしないことがある. 少額の年金のみで生活されている老夫婦を映して,こんなに苦しい生 < … 続きを読む … >

佐藤一斎「人の上に立つ人」の勉強―45分で読める『言志四録』+『重職心得箇条』 佐藤一斎(著),坂井昌彦(翻訳),三笠書房,2002 人の上に立つ人の心構えや戒めがまとめられた必読書として,江戸時代から今なお読み継がれて < … 続きを読む … >

ザ・シークレット ロンダ・バーン,角川書店,2007 本書のいう秘密(ザ・シークレット)とは,いわゆる「引き寄せの法則」のことだ.あなたが考えたことが,引き寄せられ,現実化する.今のあなたは,過去にあなたが考えたことの結 < … 続きを読む … >

リーダーの易経―時の変化の道理を学ぶ 竹村亞希子,PHPエディターズグループ,2005 まず始めに指摘しておくべきことは,「易経」は単なる占いの本ではないということだ.本書でも最初にこの点を指摘している.ここを理解できな < … 続きを読む … >

特別講演 3月5-7日に京都大学吉田キャンパスにて,計測自動制御学会(SICE)の制御部門大会が開催された.今回の特別講演では,「ロボットと未来社会」という題目で,ロボット研究で国際的に有名な東京工業大学の広瀬教授の講演 < … 続きを読む … >

なぜ理系は馬鹿にされるのか? それは,教養がないから.哲学も,歴史も,文学も,何も知らないから. 本日,日本学術振興会産学連携委員会の研究会があり,その後に催した懇親会にて,そういう話が出た.文系の学生がそれほど勉強して < … 続きを読む … >

書店などで,「楽して○○○○万円稼ぐ方法」のようなタイトルの書籍が平積みされている.稼ぎ方は色々で,株式投資だったり,オークションだったり,アフィリエイトだったり,不動産賃貸だったりする. そのような書籍の1つを手に取り < … 続きを読む … >

1995→2010世界大恐慌―資本主義は爆発的に崩壊する ラビ・バトラ,総合法令,1994 ソビエト社会主義共和国連邦がまだスーパーパワーとして世界の一極をなしていた1978年に,2000年までに共産主義は崩壊すると予測 < … 続きを読む … >

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 ミヒャエル・エンデ,岩波書店,1976 ドイツ児童文学賞を受賞した超有名ファンタジー小説.「はてしない物語(ネバーエンディングストーリー)」の < … 続きを読む … >

日月神示 ミロクの世の到来 中矢伸一,徳間書店,2007 日月神示(ひつきしんじ)とは,岡本天明氏(1897–1963年)に神霊より降ろされたとされる神示である.永らくほとんど知られることがなかったが,199 < … 続きを読む … >

十日ほど前の記事「一燈照隅・萬燈遍照: 足下を見つめ直す」に,「年を取ってきたためか,焦燥感と無力感だけが募る昨今である.」と書いた.この「一燈照隅・萬燈遍照」という言葉は,安岡正篤氏の「青年の大成―青年は是の如く」(致 < … 続きを読む … >

論語に学ぶ 安岡正篤,PHP研究所,2002 「論語」についての安岡正篤氏の講話4編をまとめたものである.論語を知らない人はいないと思うが,読んでいる人でも,自分の実生活に活かせている人は希だろう.本書では,最初の「論語 < … 続きを読む … >

5次元世界への超扉―イベントホライゾン2012 エハン・デラヴィ,徳間書店,2007 衝撃を受けた.どう感想を書いておいたらよいのかよく分からないというのが正直なところだが,少しだけ書くことにする. 余程脳天気な人か,あ < … 続きを読む … >

理想の日本人 濤川栄太,中経出版,2007 安岡正篤氏の「青年の大成―青年は是の如く」と「人生と陽明学」を借りるために図書館に行ったところ,たまたま,「内村鑑三が『代表的日本人』を世に出してからちょうど100年」というキ < … 続きを読む … >

土曜日だが,いつものように大学に向かう.京都市内でも朝から雪が舞っている.ということは,陸の孤島である桂キャンパスは雪の中だろう.あの坂を車であがれるだろうか... 幸い,桂キャンパスに向かう急勾配の坂は雪で覆われておら < … 続きを読む … >

人生と陽明学 安岡正篤,PHP研究所,2002 「青年の大成―青年は是の如く」に続き,安岡正篤氏の「人生と陽明学」を読んだ. 陽明学をまるで知らない浅学な私であるが,江戸時代から明治維新を経て近代化に進む日本国における学 < … 続きを読む … >

青年の大成―青年は是の如く 安岡正篤,致知出版社,2002 高校生・大学生に是非とも読んで欲しいと思う. 如何に生きるべきかということを,多くの実例を交えながら,わかりやすく説いている.必ずや,心に響くことが見付かるだろ < … 続きを読む … >

ビジョナリー・ピープル ジェリー・ポラス,スチュワート・エメリー,マーク・トンプソン,英治出版,2007 表紙をめくると,こう書いてある. ただ前を向いて,自分の道を歩いてきた.人が何を言おうとも,どんなに歩きづらくとも < … 続きを読む … >

またもや中国製品が世間を騒がせている.以前から,家庭で食べるものについては,中国産をできるかぎり排除するようにしているが,外で食べるものについては,どうしようもない.さらに悲しいのは,仮に日本産と書いてあっても,信じられ < … 続きを読む … >

昨今の就職事情 12〜1月にかけては,会社説明のために大学を訪問して下さる卒業生や採用担当者が非常に多くなる.特に,ここ数年は,景気回復の効果もあり,一時期新卒採用をなくすという愚挙に出て,組織に歪みが生じているような企 < … 続きを読む … >

環境問題はなぜウソがまかり通るのか 武田邦彦,洋泉社,2007 ゴミの分別回収が無意味であること,ダイオキシンはほとんど無害であること,京都議定書を守っても温暖化は防げないこと,水素自動車はガソリン自動車より二酸化炭素を < … 続きを読む … >

1ヶ月程前に,「子供名義の証券口座 続報」と題して,暴落中に買い付けた将来有望な2銘柄を売却したと書いた.さらに,「一旦売却すると,少し下がったところで買い直したい誘惑にかられるのだが,それは慎まないといけない.次回,子 < … 続きを読む … >

DEATH NOTE 誠に遅ればせながら,DEATH NOTEのマンガ全12巻を読んだ.彼女が友人宅で借りてきたので,折角の機会だから,読んでみようかと思って.マンガを読んだのは何年ぶりだろうか.前にいつ読んだかを全く思 < … 続きを読む … >

衝撃的なニュースを見掛けたので,書いておく. 当然ながら,外国為替証拠金取引(FX)業者は,金融商品取引法によって,顧客の預託財産と会社の資産を分別管理することを義務付けられている.ところが,エフエックス札幌(本社・札幌 < … 続きを読む … >

2週間程前に,「子供名義の投資信託積立」と題して,教育資金についてまとめた.その中で,暴落中に将来有望な2銘柄を買い付けたと書いたのだが,利益確定&損切り条件にヒットしたので,もう売ってしまった.最終的には,1ヶ月で+1 < … 続きを読む … >

教育資金としての投資信託積立 2005年12月に「養育費と教育費で家計は破綻」と題して,保険会社の算出したデータを示し,将来必要となる莫大な教育資金を貯めるために,BRICs対象の株式型投資信託を利用すると宣言した. 特 < … 続きを読む … >

北海道限定「じゃがポックル」 vs. CO-OP「フライドポテト」

カルビーの「じゃがポックル オホーツクの焼き塩味」というスナック菓子をご存じだろうか.生のじゃがいもをフライしたお菓子で,そのサクサクした食感が超人気なのだそうだ.その人気に拍車をかけているのが,「北海道限定販売」という < … 続きを読む … >

金曜日に,高校3年の同級生が集まった.前日の木曜日に集まろうという話になって,同級生とその彼女(嫁さん)含めて8名が集合した.私が「集まれ!」という話を聞いたのは金曜日の午後.「これからみんな集まるんだけど,来れる?」と < … 続きを読む … >

パン屋のお金とカジノのお金はどう違う?―ミヒャエル・エンデの夢見た経済・社会 広田裕之,オーエス出版,2001 「減価する貨幣」について知らない人は,とりあえず読んでみましょう.そういう経済観もありえるのだと目から鱗が落 < … 続きを読む … >

下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち 内田樹,講談社,2007 勉強しない,仕事しない若者達は,怠惰であるが為に,勉強しない,仕事しないのではなく,自発的に,積極的に,勉強しない,仕事しないという行動を選択し < … 続きを読む … >

浴衣を着せて祇園祭へ

京都の夏と言えば,祇園祭と五山送り火だろうか.食べるものなら鱧だろう.それに納涼床. 京都生まれの地元民としては,京都のイベントが全国的に,あるいは国際的に認知されるというのは非常に嬉しいことなのだが,祇園祭や五山送り火 < … 続きを読む … >

1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法 金森重樹,ダイヤモンド社,2005 本書で推奨され,実践されているのは,価値>価格である賃貸マンションをフルローンで一棟買いしていく不動産投資法だ.価値>価格であるため,自己 < … 続きを読む … >

首都圏の大学生の間で未公開株を巡るトラブルが増えているとの記事(下記参照)を見掛けた.騙す人間が最低であることは疑いない.ろくな死に方をしないだろうし,しても地獄に堕ちるだろう. しかし,だ.上場確実の未公開株いりません < … 続きを読む … >

鈴木光司氏の「なぜ勉強するのか?」(ソフトバンククリエイティブ,2006)に太平洋戦争における神風特攻隊に関する記述がある.特攻隊というのは最低な作戦であり,神頼みでしかない神風という名前もろくなものではないと.特攻に志 < … 続きを読む … >

大投資家ジム・ロジャーズが語る商品の時代 ジム・ロジャーズ,日本経済新聞社,2005 有望な投資対象として,投資家に商品を強く推奨する内容だ.およそ30年周期で上げ下げを繰り返してきた商品相場.21世紀のはじめ,長かった < … 続きを読む … >

ジム・ロジャーズの本に,インフレ時に買うべきものとして,資源と資源株の比較が書かれていた.要するに,ある天然資源の受給がタイトになり,今後価格が騰がると判断した際に,商品先物取引で当該資源のロングポジションを持つべきか, < … 続きを読む … >

資源インフレ―日本を襲う経済リスクの正体 柴田明夫,日本経済新聞社,2006 原油価格に象徴されるような,天然資源の価格急騰が起こった背景を解説している書籍です.要するに,長期にわたる資源価格低迷の結果,資源産出への投資 < … 続きを読む … >

東京都の石原知事と兵庫県の井戸知事が,阪神大震災時の首長判断の是非について応酬している. 石原氏:「神戸の地震で(自衛隊に派遣要請する)首長の判断が遅かったから2000人余計な人が死んだ」 井戸氏:「明け方の突発的な上下 < … 続きを読む … >

関テレの「私たちは何を間違えたのか 検証・発掘!あるある大事典」という検証番組を見た. 印象に残ったのは,以下の点だ. 1.Aディレクターの言葉 捏造の張本人だが,インタビュー中に「分かりやすくするため」という言葉を何度 < … 続きを読む … >

昨日はエイプリルフール. 世の中には様々なジョークが溢れたわけですが,お気に入りのジョークはありましたか? 反応の薄い方のために,1つ紹介しましょう.内容がきわどいのでコメントは控えますが,政府も外務省もしっかりして下さ < … 続きを読む … >

3月といえば,確定申告の季節... 面倒であることに変わりないですが,随分と確定申告も手軽になりました.国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーに行けば,収支報告書なども含めて,確定申告書を簡単に作成できてしまいます < … 続きを読む … >

日本人はもっと政治に関心を持つべきだと,常々主張している.しかし,まともな関心を持つためには,野党もマスコミもあまりにアホすぎる気がしてならない.揚げ足取りに終止して国会で議論をしようとしない野党に,誰が国政を託したいと < … 続きを読む … >

久しぶりに,勤務先に1ルームマンション投資の電話がかかってきた.忙しくしていたので即座に切ろうかと思ったが,「博多」というキーワードに興味があり,ちょっと話を聞いてみることにした. 庶民でもできる不動産投資としては,1ル < … 続きを読む … >

先日,「学資保険は魅力的でない」と題して,我が家で学資保険は使っていないと書いた.ここで補足説明をしておこう. 郵便局(簡保)の学資保険 学資保険のことを書いたので,この機会に世間にどんな情報が流れているのか見ておこうと < … 続きを読む … >

職場には様々な保険屋さんが来るのだが,子供ができましたという話をすると,とりあえず生命保険の拡充と学資保険への加入を勧められる. 生命保険については十二分に悩み抜いた末に,死亡保険と終身入院保険を別々の保険会社で契約して < … 続きを読む … >

書いてあることをまとめると... 今,公に行われている少子化についての議論は,生まれてくる子供の幸せなんて全く眼中にない.年金を取り損ねないための道具,あるいは経済力維持のための労働力としてしか,子供を見ていない.そんな < … 続きを読む … >

馬鹿がいると本当に迷惑なんだ.研究費を不正に使用した輩のせいで,その他の研究者がどれだけ迷惑を被ることか.詳しくは下記ニュース参照. 記事によると,不正防止のための専門部署と統括責任者を置き,不正防止対応計画を作成し,業 < … 続きを読む … >

まだ,ゴチャゴチャ言っているのか.普通に考えたら,頭を電子レンジに突っ込んで平気なわけないだろ.携帯電話の電磁波は電子レンジに近い周波数なのだから,利用者は危険であることぐらい覚悟して使っているんじゃないのか. 私? も < … 続きを読む … >

あるKDDI特約店から自宅に電話があった.現在加入中のADSLを,KDDIメタルプラスに換えませんかという話だ.固定電話の基本料金,通話料金,プロバイダ料金が,まとめて安くなりますよということだ.「資料を送らせていただい < … 続きを読む … >

「危うしモノづくり日本 「私のしごと館」廃止の可能性」という記事を見掛けた. 副館長によると,「直接の管理にあたる厚生労働省からはAランクの評価を得ている。なぜ廃止なのか分からない」とのことらしい.何をとぼけているのか不 < … 続きを読む … >

確かに重い1ドル硬貨とステーツ・クオーター

1ドル硬貨 ニュース(下記参照)によると,1ドル紙幣に代えて1ドル硬貨を流通させようと,米政府が計画しているらしい.紙幣より硬貨の方が耐久年数が長いので,経費を削減できるというのがその理由だ.ニュースでは,その計画に対し < … 続きを読む … >

今なぜ教育改革なのか いじめや必修科目未履修そのものも十分に酷い話だが,いじめや必修科目未履修の問題が発生した際の対応の酷さが,現在の教育問題の深刻さを明確に示している.まずは,最近のニュースをザッと眺めてみよう. 必修 < … 続きを読む … >

日本の外務省の不甲斐なさは昔から知られているが,今もってなお日本の国益には関心がないらしい.この問題こそ,政治の強いリーダーシップによって克服されなければならないだろう.国家の尊厳に関わる問題だ. 産経新聞に次のようなタ < … 続きを読む … >

怪文書を受け取る 数日間の出張から復帰すると,机には資料や封筒が山積みになっていた.その山の中に,差出人の書かれていない,宛先が無茶苦茶の封筒があった.「こんな宛先でよく届いたな」と感心しつつ,封を切ると,中から,紙が2 < … 続きを読む … >

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる 梅田望夫,筑摩書房,2006 今話題のWeb 2.0をキーワードに,Googleが引き起こそうとしている途方もない社会変革を含めて,今後の社会の方向性に関する考察がまとめてある < … 続きを読む … >

国家の品格 藤原正彦,新潮社,2005 面白い本だ. 日本は世界でも有数の美しく安全な国というのが過去の話になり,このままではいけないのではないかという日本人も多いことだろう.では,どうしたらよいのか.何が今の日本人に欠 < … 続きを読む … >

年収300万円時代の社会 森永卓郎氏が「新版年収300万円時代を生き抜く経済学」(光文社,2005)で描く社会像というのは,決して突拍子もないものではない.日本は「金を儲けたもの勝ち」というルールを採用しているのだから, < … 続きを読む … >

ネタもないのと忙しいのとで,この独り言も1ヶ月近く放置していたが,それにしても,最近の日本の株式市場は活況だ.遂に,日経平均株価が個人的な節目である15000円を越えてきた.この株価がなぜ節目かというと,株式投資を始めた < … 続きを読む … >

1週間後の9月11日(日)が,衆議院選挙の投票日だ.連日テレビや新聞でも取り上げられているので,知らない人はいないだろう.主義主張は人それぞれで構わない.みんなが同じ思想の国なんて,まっぴらだ.ただ,1つだけ言っておきた < … 続きを読む … >

車を運転していると,自分の目を疑うような光景を目にすることがある.車の助手席で幼児を抱えているパパやママだ.私としては,これだけでも十二分に衝撃的なのだが,極稀に,車の運転席で幼児を抱えているパパやママもいる.もちろん, < … 続きを読む … >

私のしごと館に行ってきました

4月16日(土)の独り言「私のしごと館@京都」で紹介した「私のしごと館」に行ってきた.建設費580億円,年間維持費21億円というだけのことはあって,非常に立派な施設だった. この施設の売りでもある「しごと体験」のコーナー < … 続きを読む … >

4月25日に起きたJR西日本宝塚線(福知山線)での脱線事故は,100名を超える死者を出す大惨事となった.この事故に何らかの形で巻き込まれてしまった方々は本当にお気の毒だ.としか言いようがない... 事故原因の究明が急がれ < … 続きを読む … >

「私のしごと館」という豪華施設が京都にある.ところが,京都府民でさえも,そのことを知らない人が多いのではないだろうか.私も最近知ったばかりで,まだ訪れたことはない.独立行政法人である雇用・能力開発機構が建設した「私のしご < … 続きを読む … >

某N大学の学部生が中心となり,投資サークルを設立したという話を聞いた.そこで頑張っているのは経営系の学部に所属する学生なのだが,学内で講演会を開催するそうだ.学内の教員の協力も取り付け,ゼミや講義の中で講演会の案内をする < … 続きを読む … >

図書館で,「ちょっと気になる!他人の給料」という本を見付けたので,ザッと目を通してみた.46種類の業界について,東証一部上場企業の中から知名度の高そうな代表的な企業を5〜10社選択し,平均年収のランキングを示している.そ < … 続きを読む … >

下記のニュースには驚かされた.様々な生命保険会社の営業員が勧誘に来るが,以前,明治安田生命の営業員が「外資系は保険金支払いが遅かったり,審査が厳しかったりしますが,日本の生保は速やかに保険金を支払うので安心です.」とか言 < … 続きを読む … >

最近,ニッポン放送株をめぐるライブドアとフジテレビジョンの買収合戦がニュース等でよく取り上げられている.いずれの株式も保有しておらず,基本的に他人事なので,あまり詳しい事情を知らないのだが,現時点での私見を述べておく. < … 続きを読む … >

電車やバスの座席に座っているとき,お年寄りや妊婦,小さな子供を抱いた人などがいたら,あなたは,サッと席を譲りますか? パリのメトロに乗っているときのことです.ある駅に着くと,ドアの外に,メトロに乗り込もうとする人達の列が < … 続きを読む … >

あけましておめでとうございます. 時の経つのは速いもので,ふと振り返ってみると,なんと前回の独り言を書いてから2ヶ月も経っている.一応,一週間毎に書くことを目安としているのだが,昨年は書かない(書けない)時期が多かった. < … 続きを読む … >