マックス・ウェーバーは「職業としての学問」で,「私講師や研究所助手が他日正教授や研究所幹部となるためには,ただ僥倖を待つほかはない(中略)これほど偶然によって左右される職歴はほかにないであろう.」と述べています.これは1 < … 続きを読む … >
4月になれば,新体制の下,本格的に研究室の活動を開始しますが,それまで1ヶ月以上あります. 先行き不透明な国際情勢の中で,日本の将来もかなり不安で,学生としては自分の就職のことも心配かもしれません.しかし,京都大学大学院 < … 続きを読む … >
現在,京都大学大学院工学研究科化学工学専攻にて,「プロセスデータ解析学」という講義を担当しています.この科目は,数年前に,これから企業その他で活躍が期待される学生にはデータ解析の素養が必要であるはずだという想いから,私が < … 続きを読む … >
今朝,ある学生と,就職や留学や研究の方向性などの話をしていたときに,研究者としての基盤を築くための勉強の仕方が話題になった.他の学生にも参考になるだろうから,私自身の勉強方法を紹介してみる. 誰かが本を読んで何かを理解し < … 続きを読む … >
感謝しつつ2011年を振り返る.そして来年の抱負.
遂に大晦日になりました.2011年も今日まで.というわけで,このブログ(備忘録&メッセージ)に書いたことを中心に,2011年の身近な話題を振り返っておきます. 感謝しつつ? いきなりタイトルが「感謝しつつ」となっています < … 続きを読む … >
担当している大学院講義「プロセスデータ解析学」で,頭の体操にと出題した確率のクイズを紹介しよう.数値は好きに設定すればよいが,人間の直感がどれほどあてにならないかを示す好例として有名な問題だ. では,問題. 感染するとほ < … 続きを読む … >
京都大学工学部工業化学科化学プロセス工学コースでは,4回生に「プロセス設計」というプロジェクト科目の履修が課されている.3回生までに学んだ内容を総括する意味があり,化学工学その他に関する知識を総動員して,2~3人でチーム < … 続きを読む … >
なぜ、国際教養大学で人材は育つのか 中嶋嶺雄,祥伝社,2010 2004年に日本初の公立大学法人として秋田県に設立された国際教養大学(Akita International University: AIU).その設立から < … 続きを読む … >
このブログのタイトルは”Chase Your Dream!”としている.「夢を追い求めろ!」と訳せるだろう. 昨日「なぜ勉強するのか? どうして勉強しないといけないのか?」に書いたことと結びつけれ < … 続きを読む … >
「京都大学新入生に夢を聞いてみた」に書いたように,担当している京都大学工学部工業化学科一回生を対象とした基礎情報処理演習の初回講義で,簡単なアンケートを実施した.そのアンケートの最後に,「講義への要望でも,独り言でも,自 < … 続きを読む … >
担当している京都大学工学部工業化学科一回生を対象とした基礎情報処理演習の初回講義で,出欠確認するついでに,簡単なアンケートを実施した.WindowsやLinuxの使用経験に加えて,在学中の目標,将来の夢,そして自由記述. < … 続きを読む … >
ほとんどの人間は,自分が痛い目に遭わないかぎり,学習しない.歴史から学ぶなどという芸当は確かに賢者にしかできない.だから,学生に向かって「勉強しろ!」とわめいたところで効果はない.本当にわからせたければ,痛い目に遭う機会 < … 続きを読む … >
研究室に,新4回生や新大学院生がやってきた.京都でも入学式にあわせて桜が咲く中,大学入試を突破した新入生達でキャンパスは賑やかだ. 初心を忘れて,なまけた大学生活を送るようになってしまう前に(要するにゴールデンウィークの < … 続きを読む … >
ハーバードからの贈り物 – Remember Who You Are デイジー・ウェイドマン(著),幾島幸子(訳) ,ランダムハウス講談社,2004 素晴らしい本だ.図書館で借りて読んだのだが,購入して研究室 < … 続きを読む … >
ハーバード・ケネディスクールでは何をどう教えているか 杉村太郎,丸田昭輝,細田健一,英治出版,2004 ハーバード大学の公共政策大学院(ケネディスクール)に同時期に留学していた日本人が,日本にケネディスクールを紹介するた < … 続きを読む … >
2010年末,複数の新聞に下記のニュースが掲載されたのをご存じだろうか. 京都大学は26日、5年一貫教育を施す全寮制の「学寮型大学院」を新設する方針を固めた。専門性に加えて幅広い教養を備え、企業や官公庁、国際機関などで活 < … 続きを読む … >
成長するティップス先生 − 授業デザインのための秘訣集 池田輝政,戸田山和久,近田政博,中井俊樹,玉川大学出版部,2001 建前では,大学の教員は教育のプロということになっているが,新米教員に教授法を伝授する制度は存在し < … 続きを読む … >
事務から,前期に担当した工学部工業化学科3回生配当科目「プロセス制御工学」の授業アンケート集計結果が送付されてきた. 前回は2007年に,プロセス制御工学の授業アンケート結果についてコメントしている.アンケートは毎年実施 < … 続きを読む … >
焼き肉や韓国のりのことしか書いていないが,今回の3泊4日韓国ソウル旅行のメインイベントは,ソウル国立大学(Seoul National University, SNU)で開催する学生発表会だ. 京都大学プロセスシステム工 < … 続きを読む … >
「先生,この問題わからないんですけど〜」 「この問題のどこがわからないの?」 「えっと〜,ここのところです」 「で,どこまではわかっているの?」 「う〜ん,これはこういうことですよね.その次がわかりません」 「そこを,ど < … 続きを読む … >
大学論──いかに教え、いかに学ぶか 大塚英志,講談社,2010 まんが原作者・批評家である大塚英志氏が,政府のコンテンツ政策にのって新設された神戸芸術工科大学に,まんがを教える教授として着任し,自らカリキュラムを作り上げ < … 続きを読む … >
「なぜ,これを勉強しないといけないの?」 現行の大学のカリキュラムは,この自然な問いに答えられていないのではないかと思う. 例えば,線形代数.線形空間,線形独立,次元という概念に始まり,固有値問題くらいまでは教えるはずだ < … 続きを読む … >
日本学術会議の答申「大学教育の分野別質保証の在り方について」 の続き.以下は,社交性の獲得あるいは奥行きのある人間の育成について. 大学は高等教育機関であると同時に、否、それ以上に、ある種の社交空間である。確かに大学には < … 続きを読む … >
日本学術会議の答申「大学教育の分野別質保証の在り方について」 の続き.以下は,大学教育を担う教員の「再建」について. 本報告書で述べてきたような教養教育の実現のためには、教員の役割が重要であることは言うまでもない。Tea < … 続きを読む … >
日本学術会議の答申を紹介しよう.以下は,大学の教養教育および語学教育に関する部分の抜粋だ. <学士課程の教養教育の在り方について> まず、現在の大学で行われている教養教育の多様性を認めつつ、その原点が民主主義社会を支える < … 続きを読む … >
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 ティナ・シーリグ(Tina Seelig),高遠裕子(訳),阪急コミュニケーションズ,2010 非常に示唆に富む本だ.本書「20歳のときに知っておきたかっ < … 続きを読む … >
先日,SICE九州フォーラム2010で講演させていただいたとき,懇親会@あらんどろんの後の二次会@活海酒で,最近の大学生の特徴についての話になった. ある教授に学生のレベルに変化は認められるかと質問したところ,「これまで < … 続きを読む … >
プロセス制御工学の受講生に回答してもらった講義アンケートに目を通しました. 「熱意が感じられた」,「スライドがわかりやすい」,「MATLAB演習が興味深い」,「過去問やスライドなどウェブが充実」,「クリッカーでのアンケー < … 続きを読む … >
4月に「京都大学工学部3回生の実態調査結果: TurningPoint ARS」に書いたように,私が担当するプロセス制御工学という講義で,匿名のアンケート調査を実施した.それからおよそ3ヵ月経過した最後の講義で,再び,同 < … 続きを読む … >
「日本の国際競争力の低下をどのように見ているか?」 「東大生は全然勉強していなかった.」 某製薬会社会長の質問に対して,国際競争力ランキングで世界第一位に躍進したシンガポールの官僚の答えが上記の通りだったそうだ.その官僚 < … 続きを読む … >
前回,「クリシュナムルティの教育原論―心の砂漠化を防ぐために」を参照して,不安や恐怖について書いた.今回は,クリシュナムルティがインド工科大学(IIT)に通う,世間的には「エリート」とされる学生を対象に行った講話から,彼 < … 続きを読む … >
クリシュナムルティの教育原論―心の砂漠化を防ぐために ジッドウ・クリシュナムルティ(Jiddu Krishnamurti),大野純一(訳),コスモスライブラリー,2007 衝撃を受けた.一教育者として,改めて自分の不明を < … 続きを読む … >
しょうもないことだが,いつも目にするたびに気になることがある.それは,社員(組織構成員)が起こした不始末の責任は企業(組織)にあるのか,という疑問だ.もちろん,その企業の業務に関わる不正の場合,企業が糾弾されるのは当然だ < … 続きを読む … >
「京都大学工学部3回生の実態調査結果: TurningPoint ARS」と題して,アンケート調査結果を公開した後,学生が挙げてくれた座右の銘や座右の書についてコメントしてきた. 学生に座右の銘を聞いてみた: 時は金なり < … 続きを読む … >
京都大学工学部工業化学科3回生を対象にした「学生に座右の銘を聞いてみた」シリーズは,とりあえず前回の「私淑する人物を持つ」で終わりにしよう.受講学生が50人程度いるわけだから,まだまだ多くの座右の銘が挙げられたわけだが, < … 続きを読む … >
シリーズでお伝えしている「学生に座右の銘を聞いてみた」.いかがでしょうか.ここまでは著名人の言葉を取り上げてきましたが,数名の学生は,身近な人の言葉を挙げてくれました.その1つが「自分の行動の価値を高めなさい」です.尊敬 < … 続きを読む … >
生きてるだけでまるもうけ 明石家さんま 何かのテレビ番組でだったと思うが,以前,私もこの言葉を聞いて,「その通り」と思った. 生きていることに感謝できるなら,きっと人生は素晴らしい.「幸福は自己に満足する人のものである」 < … 続きを読む … >
どんなに悔いても過去は変わらない.どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない.いま,現在に最善を尽くすことである. 松下幸之助 古今東西の賢人・偉人が口を揃えて言っているのではないか.全力を尽くすべきは今だ,我々 < … 続きを読む … >
人間ならば誰にでも,現実のすべてが見えるわけではない.多くの人は,見たいと欲する現実しか見ていない. ユリウス・カエサル 「ローマ人の物語」が愛読書という学生が挙げてくれた. 自分の行動を振り返ってみると,不都合な事実か < … 続きを読む … >
時は金なり ベンジャミン・フランクリン(出典不詳) 先日,「京都大学工学部3回生の実態調査結果: TurningPoint ARS」を紹介したが,他にも色々と尋ねてみた.その1つが座右の銘だ.必ずしも,座右の銘を持つ学生 < … 続きを読む … >
前期に学部生対象の講義を3つ担当する.そのうち3回生向けの講義の1つで,受講生の実態を把握するためにアンケート調査を実施した.そのために,プロセスシステム工学研究室専用に追加購入したTurningPoint ARSという < … 続きを読む … >
昨日から新学期が始まり,いきなり,担当する基礎情報処理演習の講義もあった. 基礎情報処理演習というのは,情報リテラシーを身に付けることを目的とした科目で,要するにパソコンやソフトの使い方を教える演習科目だ.京都大学工学部 < … 続きを読む … >
「なぜ理系は馬鹿にされるのか?」 「それは,教養がないから.哲学も,歴史も,文学も,何も知らないから.」 その真偽はさておき,プロセスシステム工学研究室のある卒業生が学生にメッセージを寄せてくれた.彼が読んだ本の一節なの < … 続きを読む … >
ノーベル賞までもらって国際政治に絶大な影響力を持ったIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書も,今ではボロクソに言われて,トンデモ本の代表みたいになっている.IPCCも擬似科学者集団の烙印を押されたかのようだ.そ < … 続きを読む … >
23日に修士学位授与式,24日に卒業式がある.残念なことに,両日とも出張で不在となるため,研究室の修士課程修了生と学部卒業生にメールで挨拶文を送付した.ここに転載しておく. まずは,修了・卒業おめでとうございます.修士課 < … 続きを読む … >
「オーディエンス・レスポンス・アナライザー(クリッカー)の購入&評価」に書いたように,オーディエンス・レスポンス・システムであるKEEPAD JAPAN社のTurningPoint ARSを自分が担当する大学院の講義「プ < … 続きを読む … >
The “aspenONE V7.1″ of Aspen Technology cannot be installed into our PCs: windows 7 professional x < … 続きを読む … >
大学院教育高度化のための予算で,オーディエンス・レスポンス・システム(KEEPAD JAPANのTurningPoint ARS)とインタラクティブホワイトボード(日立ソフトのStarBoard)を導入したことは既に詳報 < … 続きを読む … >
大学院教育高度化経費で,講義室へインタラクティブホワイトボードを導入した.最終的に選択した製品は,日立ソフトのインタラクティブホワイトボード「StarBoard」だ.その経緯は,「インタラクティブホワイトボードの比較」お < … 続きを読む … >
大学院教育高度化のための予算が付いたので,オーディエンス・レスポンス・システム(ARS)(オーディエンス・レスポンス・アナライザーともいう)を導入した.先月,「クリッカー(レスポンスアナライザー)の比較」と題して,導入計 < … 続きを読む … >
昔からよく言われていることだが,自分も含めて人間の意志決定の様子を見ていると,「やらない理由を思い付くのは簡単である」という事実に気付く.特に,それなりに頭がよい人であれば,何事に対してであれ,欠点・短所・デメリットを指 < … 続きを読む … >
大学院教育高度化の名の下に,講義室へのインタラクティブホワイトボードの導入を検討しているのは,既に「インタラクティブホワイトボードの比較」に書いたとおりだ.とにかく,実物を見たことがないようでは話にならないので,デモを見 < … 続きを読む … >
教育高度化に向けて,インタラクティブホワイトボード以外に,クリッカー(オーディエンス・レスポンス・アナライザー)も導入する計画がある.計画があるといっても,私が買いましょうと旗を振って,誰も文句を言わないので,それが承認 < … 続きを読む … >
教育用に,インタラクティブホワイトボードを購入する計画がある.単に,ホワイトボードに書いた絵や文字を印刷できたり,電子的にファイルに保存できたりするだけでなく,パソコンを介して液晶プロジェクターと接続することで,液晶プロ < … 続きを読む … >
今朝,ホテルのカフェテリアで朝食を取りながら本を読んでいると,次のような文章が書いてあった. I don’t know what’s the matter with people: they do < … 続きを読む … >
「大学院での英語講義の是非」で,日本国内の大学院の講義を英語にすべきかどうかについて書いたが,既に「YouTubeで二流教員は御祓箱」にも書いたように,今や,「世界の大学ランキング」でトップクラスにある大学の講義を無料で < … 続きを読む … >
化学工学会の会員なら既に読んだと思うが,11月号に,学生企画の経営者インタビューが掲載されている.今回は,先日の洛窓会(京都大学化学工学の同窓会)の講演会で講演いただいた,住友化学副社長の神田氏だ.大先輩にあたる. 記事 < … 続きを読む … >
日本国内の大学院の講義を英語にすべきかどうか. ここでは,工学系の大学院,それも研究においてトップクラスの大学院に限定して考える.このように限定すれば,ケースバイケースということにはならないだろうからだ. 京都大学の場合 < … 続きを読む … >
現在東京で研究型インターンシップに取り組んでいるF君から,オーディエンス・レスポンス・システム(ARS)について教えてもらったので,メモしておく. 日本国内ではKEEPAD JAPANという会社が扱っているTurning < … 続きを読む … >
化学工学特論第一『研究・技術・自分のマネジメント』 今年4月に「研究・技術・自分のマネジメント」に書いたように,修士課程対象の化学工学特論第一のテーマを『研究・技術・自分のマネジメント』として,約3ヶ月間の講義を行った. < … 続きを読む … >
学生からメールをもらった.想いを受けとめてくれる学生がいるというのは何と幸せなことか.教員として,これ以上,何を望むことがあろうか.こちらこそ心から感謝したい.ありがとう. 先生の授業に出席すると、生きることに対する真剣 < … 続きを読む … >
京都大学工学部工業化学科化学プロセス工学コース4回生対象のプロジェクト科目「プロセス設計」の発表会が7月3日に開催された.このプロセス設計では,4回生が2〜3名でグループを構成し,グループごとに化学プロセスなどの設計を行 < … 続きを読む … >
昨日,「大学生への質問@京都大学工学部工業化学科」と題して,私が担当する基礎情報処理演習の受講生に尋ねてみた質問を紹介した.いつも通り,演習の感想に対するコメントなどをメールで返信しようと思っていたのだが,これが最終回で < … 続きを読む … >
京都大学工学部工業化学科の一回生(半数弱)に,以下のような質問をしてみた.あなたなら,どう答えるだろうか.考えてみて欲しい. 一回生の回答と私のコメントは,後日改めて紹介させてもらおう. なぜ大志が必要なのか? (「少年 < … 続きを読む … >
研究・技術・自分のマネジメント 現在,化学工学特論第一という大学院生向けの講義を担当している.テーマは「研究・技術・自分のマネジメント」だ.先日,「研究・技術・自分のマネジメント: ビジネスと研究」と題して詳しく書いた通 < … 続きを読む … >
先に書いたとおり,「方法序説」(デカルト,岩波書店)を読んだ.近代思想の原点となったデカルトの著作は,あらゆる人々にとって,もちろん自然科学者にとっても,読むべき書物であると思う. ここでは,論理的思考という観点のみから < … 続きを読む … >
研究・技術・自分のマネジメント 既に何度か紹介しているとおり,化学工学特論第一という大学院生向けの講義を担当している.テーマは「研究・技術・自分のマネジメント」だ. 技術経営(MOT)を勉強するぞ! 研究・技術・自分のマ < … 続きを読む … >
「吉田松陰一日一言―魂を鼓舞する感奮語録」(川口雅昭(編),致知出版社,2006)を読んで気に入った言葉をメモしておく.敢えてコメントは付さずにおこう.何を感じるかは人それぞれだから. 学問 学問の道,人の禽獣に異る所以 < … 続きを読む … >
研究・技術・自分のマネジメント 現在,化学工学特論第一という大学院生向けの講義を担当している.先日書いたとおり,そのテーマは「研究・技術・自分のマネジメント」だ.当初は,技術経営(MOT)にしようと考えていたのだが,熟慮 < … 続きを読む … >
大学・中庸 金谷治(翻訳),岩波書店,2003 本書のタイトル「大学・中庸」とは,儒教の経典として知られる四書五経のうちの2つである.四書とは,「大学」,「論語」,「孟子」,「中庸」の4つの書物を指し,五経とは,「易経」 < … 続きを読む … >
人を伸ばす力―内発と自律のすすめ エドワード・L. デシ,リチャード・フラスト,新曜社,1999 最近読んだ本の中で,もっとも多くの気付きを得られたように思う.子供,生徒,部下,さらには自分自身であってもよい.人を育てる < … 続きを読む … >
先日,「研究・技術・自分のマネジメント」をテーマとする講義を開講すると書いたところ,肝心の学生ではなく,むしろ社会人の方々から反響があった.参考までに公開した資料を読み,自分の考え方が正しいかどうかを尋ねてくれた人や,続 < … 続きを読む … >
今年も,大学1回生配当の「基礎情報処理演習」という演習科目を担当している.一人一台コンピュータを使う演習科目で,コンピュータリテラシーを身に付けることを目的としている.最初は教育用計算機システムの電源オン・オフから始め, < … 続きを読む … >
先日,「自律,自由,動機: ハーバードvs東大の続き」と題して,「カルチャーショック ハーバードvs東大─アメリカ奨学生のみた大学教育─」(ベンジャミン・トバクマン,大学教育出版,2008)における「ハーバードのように, < … 続きを読む … >
技術経営(MOT)に意味があるか? 京都大学大学院工学研究科化学工学専攻では,化学工学特論という講義を開講している.毎年,前期と後期に1つずつ設定されており,教員が順番に担当する.他の常設科目とは異なり,担当する教員の判 < … 続きを読む … >
カルチャーショック ハーバードvs東大─アメリカ奨学生のみた大学教育─ ベンジャミン・トバクマン,大学教育出版,2008 まず第一に,アメリカ人でこれだけの日本語が書けるのかという衝撃を受けた.多くの日本人学生には無理な < … 続きを読む … >
昔から,大学の講義はろくなものではないと言われてきた.やる気のない教授が原因だ.最近では,FD(Faculty Development,大学教員の教育能力向上)が叫ばれている.しかし今,二流教員が御祓箱(おはらいばこ)に < … 続きを読む … >
大学教育効果の実証分析―ある国立大学卒業生たちのその後 松繁寿和(編著),日本評論社,2004 ある有名国立大学(大阪大学?)の卒業生を対象としたアンケート調査に基づいて,大学教育が就業に与える影響について実証的に分析し < … 続きを読む … >
先に紹介した「日本の教育を考える」(宇沢弘文,岩波書店,1998)では,数学教育についても,かなりの紙面が割かれている.もちろん,現行の教育制度はボコボコに批判されている.例えば,こんな感じだ. (数学が分かるようになる < … 続きを読む … >
日本の教育を考える 宇沢弘文,岩波書店,1998 途中は回顧録であり,個人的な付き合いの話題などは,あまり興味を惹かれなかったので,辛気臭いと感じた.しかし,近代日本における高等教育の歴史,特に学問の自由と大学の独立を守 < … 続きを読む … >
1月も後半になり,いよいよ修士論文や卒業論文の完成を目指して,追込みをかける時期になった.これまでは,研究を進める中で問題が発生しても,「(時間を与えるから)自分で解決しろ」という立場をとってきたが,そう悠長に構えている < … 続きを読む … >
今日から,技術経営(Management of Technology; MOT)の勉強を開始した. 以前から技術経営(MOT)に興味はあったものの,そして,少しは本を読んではみたものの,ほんの少しかじる程度だった.しかし < … 続きを読む … >
ベイズ統計学入門 渡部洋,福村出版,1999 ベイジアンの勉強をしようと思い立ち,入門書を探したところ,この「ベイズ統計学入門」が良さそうに見えたので読んでみた.本書の「はじめに」には,次のように書かれている. 本書はベ < … 続きを読む … >
このブログ(および前身の独り言)をはじめ,あちこちで書いているが,研究者や技術者を育てるという観点で,大学教員としての私がなすべきことは,学生に下記のような力を身に着けてもらうことだと考えている. 論理的に考える力 論理 < … 続きを読む … >
松下村塾にて多くの志士を育てた吉田松陰の教育理念は,「松下村塾の記」にまとめられている.「吉田松陰・留魂録」(古川薫,講談社,2002)にその訳があるので見てみよう. 長門の国は僻地であり,山陽の西端に位置している.そこ < … 続きを読む … >
なぜ理系は馬鹿にされるのか? それは,教養がないから.哲学も,歴史も,文学も,何も知らないから. 本日,日本学術振興会産学連携委員会の研究会があり,その後に催した懇親会にて,そういう話が出た.文系の学生がそれほど勉強して < … 続きを読む … >
青年の大成―青年は是の如く 安岡正篤,致知出版社,2002 高校生・大学生に是非とも読んで欲しいと思う. 如何に生きるべきかということを,多くの実例を交えながら,わかりやすく説いている.必ずや,心に響くことが見付かるだろ < … 続きを読む … >
プロセス制御工学の授業アンケート結果 「基礎情報処理演習の授業アンケート結果」についてコメントを書いたが,もう1つ,工業化学科化学プロセス工学コース3回生対象の「プロセス制御工学」の授業アンケート結果も送られてきたので, < … 続きを読む … >
授業アンケート結果についての感想 工業化学科1回生を対象とした「基礎情報処理演習」という演習科目の授業アンケート結果が送られてきた.アンケートの一番最後にある自由記述の項目を見てみると,嬉しい回答があったので,紹介してお < … 続きを読む … >
プロセス設計ができる人は凄い 化学工学には,「プロセス設計」という分野がある.主に化学プロセスを対象として,どのような装置をどのように組み合わせ,さらにどのように運転すれば,希望する製品を要求された量だけ生産した上で,利 < … 続きを読む … >
講義で,好き好んで後方の席に座る学生がいる.その理由は色々と考えられるだろう. その講義には興味がないから,興味のある学生のために,前方の席を譲ってあげる. その講義時間は寝る予定だから,興味のある学生のために,前方の席 < … 続きを読む … >
UNIXの演習の感想に,「UNIX/Linuxなんて全然わからない.使えるようになりそうもない.」という意見があった.その気持ちはよくわかる.パソコンの使い方もろくに知らないのに,いっぱいコマンドを押し付けられて,訳も分 < … 続きを読む … >
2004年4月に新入生に向けて配信したメッセージが「新入生へのメッセージ:理想を思い描いて,実行しよう」に書いてある.送信対象は,基礎情報処理演習という新入生向けの科目で,私が担当するクラスの学生約120名だ.伝えたいこ < … 続きを読む … >
先週末に「タブレットPCって凄いね」と題して,大学での講義などにタブレットPCを導入することにしたと述べた.そこで,大学の実情を評して,以下のように書いた. 例えば,アメリカのバージニア工科大学が新入生全員にタブレットP < … 続きを読む … >
京都大学大学院工学研究科化学工学専攻では,以前からドイツのドルトムント大学と提携して,短期交換留学のようなものを実施している.今年は,6名の修士課程学生が,この制度を利用して海外インターンシップを経験した.学生は2名ずつ < … 続きを読む … >
基礎情報処理演習 この数年間,京都大学工学部工業化学科の新入生に情報リテラシーを身に付けてもらうという趣旨の演習科目を担当している.要するに,パソコンの使い方を知っておきましょうねということなのだが,将来の様々な利用形態 < … 続きを読む … >
工場見学概要 2月23−24日の1泊2日で,新日本石油精製,JFEスチール,三菱化学,クラレの4社を見学させていただいた.この工場見学は,京都大学工学部工業化学科3回生を対象としたもので,その目的は,2003年3月8日の < … 続きを読む … >
講義評価への取り組み 京都大学の工学部と高等教育研究開発推進センターの共催で開催された第一回工学部教育シンポジウムに参加した.積極的に参加したわけではなく,本年度から本格的に実施された講義評価において,私が担当している1 < … 続きを読む … >
京都大学工学部工業化学科化学プロセス工学コースの4回生を対象とした講義に,プロセス設計のプロジェクトがある.これは,2〜3名の学生が1つのグループを構成し,グループ毎に,自分たちで対象プロセスを選定し,その設計を行うとい < … 続きを読む … >
先のメッセージを書いた1週間後に,学生に書いてもらった演習の感想に答える形で,別のメッセージを書いた.それも,ここにメモしておこう. UNIXは何の役に立つの? 特にWindowsに慣れてしまっている人は,初めてUNIX < … 続きを読む … >
現在,大学1回生配当の「基礎情報処理演習」という演習科目を担当している.一人一台コンピュータを与え,UNIXシステムやWindowsシステムについて習熟することを目的とした科目だ.最初は電源のオン・オフから始め,メールの < … 続きを読む … >
