クロスバイクの選び方3)目的を明確に! クロスバイクにどのように乗りたいのか?

 

クロスバイクの選び方について調べると,通勤や週末サイクリングといった目的別にクロスバイクを分類していることが多いようです.しかし,同じ通勤でも,ロードバイク並みに車道を高速で走りたい人もいれば,歩道を中心にとにかく快適に移動したい人もいるでしょう.サイクリングにしても,100kmを超えるような長距離を速く駆け抜けたい人もいれば,のんびりと景色を楽しみながら気軽に走りたい人もいるでしょうし,舗装道路(オンロード)を中心に走るつもりの人もいれば,山や川に行ってオフロードを楽しむつもりの人もいるでしょう.このため,クロスバイクを選ぶときには,もちろん目的を明確にすることが最も重要なのですが,どのような乗り方をしたいのかをイメージしておく必要があります.そうでないと,「こんなはずじゃなかったのに」ということになりかねません.

「クロスバイクとは?」に書いたように,クロスバイクは,舗装路(オンロード)での高速走行を目的としたロードバイクと舗装されていない悪路(オフロード)でのタフな走りを目的としたマウンテンバイクの中間的な自転車ですから,クロスバイクを選ぶときには,基本的に,この2つの両極の間のどこを狙うかということになります.そこで,ロードバイクとマウンテンバイクの違いを下表に簡単にまとめておきます.

クロスバイクの分類と選び方
クロスバイクの分類と選び方

この違いから,クロスバイクを選ぶときのポイントをまとめてみます.

  • 山や河へ行って,悪路(オフロード)をガンガン走りたいなら,サスペンション付きでタイヤの太いクロスバイクを選びましょう.細いタイヤのロードバイクで悪路(オフロード)は走れません.
  • 舗装道路(オンロード)をとにかく速く走りたいなら,できるだけ軽く,タイヤの細いクロスバイクを選びましょう.サスペンション付きなんて論外です.
  • 舗装道路(オンロード)を軽快に走りたいけれど,歩道など段差があるところでも大丈夫で,乗り心地が良い(ガタガタと振動しない)クロスバイクが欲しいという人は,サスペンションなしで,タイヤが太めのクロスバイクを選びましょう.
  • ロードバイクとマウンテンバイクのハイブリッドであるスポーツ系クロスバイクには,泥よけ(マッドガード),カゴやキャリア,スタンドが付いていません.これはクロスバイクとシティサイクル(ママチャリ)との大きな違いです.買い物など普段使いがメインになる場合,泥よけ,カゴ,スタンドが最初から付いているか,少なくとも後から取り付けられるクロスバイクを選びましょう.

もちろん,クロスバイクを選ぶときには,価格も重要です.予算内で買えるクロスバイクしか買えません.それでも,高価なクロスバイクが安いクロスバイクとどう違うのかは知っておいた方がよいと思います.そもそも,クロスバイクが欲しいと思っている人,それもクロスバイクの選び方を調べているような人は,シティサイクル(ママチャリ)に満足せず,もっと速く走りたいなどの目的意識を持って,これまでよりも良い自転車に乗ろうとしているはずです.そうであるなら,「これならママチャリと変わらないよ」なんてことにならないように,買った後で後悔しないためにも,購入前にしっかり勉強し,試乗もしておきましょう.

良いものを使ったことがない人には,良いものの何が良いのかわからないものです.だから,自分は買えないとしても,高級車を試乗させてもらうことには意味があります.私も,サイクルモードインターナショナルで,ピナレロやコルナゴの最高級ロードレーサーに試乗させてもらい,量産型クロスバイクとの比較で,その軽さと速さに衝撃を受けました.その衝撃がクロスバイク選びに大きな影響を与えたことは確実です.

私が購入したGIOS ULTIMO(ジオス・ウルティモ)はかなりロードバイクに近いクロスバイク(フラットバーロード)ですが,その選択に際しては,上記の「舗装道路(オンロード)をとにかく速く走りたいなら,できるだけ軽く,タイヤの細いクロスバイクを選びましょう」に従っています.重量は10kg以下と軽く,タイヤは700x25Cという細いタイヤをはいています


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